ターシャを探してカルカル市へぶらり旅

英語学校のグラマーの先生がセブ市より1時間南に下ったカルカル市の出身で、カルカル市内にターシャが見られる小さい動物園のような場所があるという。でも名前は忘れたというので帰ってからネットで調べたが、それらしき情報は何も出てこなかった。ターシャは今見られる状態なのか?ともすごい念を押して聞いたし、カンバセーションの先生にも聞いたら“あまり知られてないけどカルカル市にもターシャが確かにいる。今見られる”と言っていた。

それで、詳細は分からないものの、ターシャがいるぐらいなら現地へ行ってその辺の人に聞けば分かると思い、ロクに調べもせずに翌日の今日、ぶらり旅に出かけた。旦那がネットでカルカル市に一つだけ動物園みたいなのがあるという情報を見つけたので、きっとそこにいるのだろうと思って、その名前“アヴェ・マリアサンクチュアリ・アンド・パーク”だけを覚えていった。

長距離バスはセブ市のサウス・バスターミナルから出ており、結構にぎわっていた。入場料5ペソ(10円)払って、乗りたいバスに乗ってから車内で運賃を支払う。セブ市からカルカル市までは1時間ほどだが、片道運賃1人48ペソ(96円)だった(帰りは1人40ペソだった)。
こっちの長距離バスはエアコンなしとエアコンありの2種類に分かれていて、値段もグレードも違う。私たちはもちろんエアコンなしだ。エアコンなしのバスはバス自体がすごいボロイ。2人分位のスペースに3人座らされている状態で満席だった。窓は全開なので排ガスが厳しい。

で、カルカル市で降りたが、観光地という雰囲気ではない。トライシクルのおにいさんが乗れ乗れというのでターシャがいる小さい動物園があるか聞いた。英語がほぼ分からない人だったのだが、アヴェ・マリア・パークは分かるというので取りあえず行ってもらった。結構山の上にあるようで、長い時間上っていった。ホントにこんな所にターシャがいるのかなぁ?ターシャがいるならもっとPRしてるはずなのに……と半ば諦めていたが、小さい動物園らしき施設は山の上に確かにあった。入場料1人40ペソ(80円)で、管理しているおばさんがこの場所について最初にいろいろ説明してくれた。
聞けば、ここにはターシャはいないとのこと。市内にいるのかどうか聞いたら、確かいたとは思うけれどよく知らない。保護施設で見学できるような所じゃないのでは?ということだった。

そんなことでここにはターシャはいなかったが、個人で運営管理されているにしてはそこそこ動物がいたのでよかった。元々動物好きの知り合いがコレクションした動物だそうで、それを引き継いだそうだ。





まだいろいろいたが割愛。本当に誰〜もいない所だった。山の上なので空気と眺めはいい。遠くに海が見え、ボホール島も見える。

帰りの足がないのでトライシクルのお兄さんにはずっと待っていてもらっていた。そしてそのまま、ほかに見る所はないかを聞きながら何か所か回ってもらった。この市は靴やサンダル、貝細工が名産なので、動物園の後は靴を売ってる所へ連れていってもらった。


せっかく来たのでサンダルを一足買った。黒い部分が皮なのに150ペソ(300円)旦那も皮のサンダルを1足買った。380ペソ(760円)だった。安いー。

ほかにもブラッと回ってもらった。ある大きなカトリック教会の前に人だかりがあって、何かと思ったら結婚式だった。こっちへ来てお葬式はいくつも見たが結婚式は初めてだった。

16:30頃にカルカル市を出てセブ市へ帰った。初めての長距離バスの旅でよその町の様子を見られてよかった。
ターシャはいったいカルカル市のどこにいるのだろうか?月曜にまた先生に確認するとしよう。