水シャワーが気持ちいい!

セブ島では、外国人が住む物件やそこそこのレベルの住宅、ホテルなどでしか温水は出ない(語学学校の寮は外国人向けであるため大抵温水シャワーが付いている)。庶民はみんな水シャワーなのだ。それどころかシャワーもなく蛇口だけのところも多いと推測する。

こちらは4-5月が一年で一番暑い時期なので(今は小〜大学は夏休み)水シャワーが気持ちいい!汗をかくたびに水浴びすれば十分快適に過ごせる。

私はシャワーもやめて蛇口&手桶派に変えた。シャワーの水圧が低いので蛇口のほうが手っ取り早いし気持ちいいいのだ。ついでにその日着ていた下着と服の洗濯もしてしまう。私は自分の衣類は風呂場で自分で洗っている。基本Tシャツと短パン生活なので洗うのも手間がかからない。問題は干す場所があまりないので毎日こまめに洗わないといけないところ。小さいアパートだとベランダがないことが多い。

1995年の夏、私は大阪で一人暮らしをしていた。私は夏に非常に強いがその私が“暑いッッ!!!”と感じるほどの異常な暑さで、これまでの人生で一番暑い夏だったと記憶している。そのときクーラーを持っていなかったので、1日に何度も水シャワーを浴びていた。日本の水道水は外気温が高くても結構冷たいが、その年だけは気持ちよく感じた。そして近くのファーストフードで長時間涼んでいた。普段は、暑いからといってクーラー目当てでファーストフードへ行く習慣などなかったが、その年はそれほど暑かったのだ。

で、セブ島で今同じようなことをしているので当時を思い出した。
セブ島は常夏なのでもちろん暑いが、日本のうだるような、お湯に浸かったようなムンムンした暑さではない。日中も日陰と日向の落差が激しいし、要するに日差しが強いだけなのだ。
セブに来た当初はあまり見かけなかったが、最近は現地の人で日傘(というかただの傘)をさしている人が多くなった。

私たちのように熱帯地域以外から来た外国人は、この日差しの強さを決して甘く見てはいけない。紫外線の強さは日本の7倍?はあるようなので(ケアンズ、ハワイもそれぐらいじゃなかったか?)、直に浴び続けているとやけどするし、皮膚がんになってしまうかもしれない。少なくとも外出時には日焼け止めを塗って出るくらいはガードしないといけないと思う。
超面倒くさがりで化粧も嫌い、美容や美白に全く興味なし、東京ではすっぴんで電車に乗っていた私でも、セブ島では50SPFの日焼け止めを顔・首・腕全体に塗り、日中は必ず化粧して出る。化粧は紫外線対策目的でしている。黒い白いの見た目の問題ではなく、危険だからだ。

こっちの女性は日焼けを極端に嫌っているが、その皮膚の色さえ、その土地に適した色になっているのだ。彼らは色素が濃いので日焼け止め要らず。何で白人や東北アジア人の白さに憧れる?どこの国でも他国の人がキレイに見えるんだなとおかしく思える(という私も10代まではそうだった!)。ないものねだりはどの国の人も一緒だ。でも、白さも黒さも神さまがその土地に合うように最善に造られた色。それでいいのだ。