来週は初セブ島ツアーへ

来週11月23-26日まで、取り急ぎ初のセブ島ツアーへ行く。
夫婦共々、セブどころかフィリピン自体行ったことがない。

先の11月12日、13日には、現地法人のセブポットさんという移住手続きや総合現地情報提供を行っているエージェントのロングステイフェア、セミナー、懇親会に夫婦で参加した。

現地に詳しい参加者の方々のお話も有益だった。ただし、私たちのような目的の方々は見受けられなかった。エージェントの代表に「放射能避難目的の問い合わせは増えてますか?」と尋ねたら「ええ、増えています」とのことだったがまだまだ少数派なのだろう。

私がツイッターなどで見るのは母子留学を兼ねた避難・移住だけど、人気はオーストラリア、ニュージーランドのようだ。
私たちも、放射能汚染からの避難という目的でいえば、南半球が現段階では最善の選択だと思う。母子留学という格好でならご主人が日本に残り(国内での移住でもこのパターンが多い)生活費はご主人から仕送られるだろうから、AUSやNZなどのようなリビングコストが超高い国でもご主人の稼ぎ次第では可能だろう。

ただ私たちは夫婦のみなので2人共が日本でのすべてのことを置いていかなければいけない。持ち家も、仕事も、家財もその他諸々すべてだ。つまり当面は収入がなくなる。これが一番の違いだろう。このパターンの人はツイッターでも見かけたことがない。

冒頭でフィリピンへ行ったことがないと書いたが、行かずしてなぜ決められるのかという点について書く。これは追々もっと詳しく書くと思うが、長期滞在・移住目的なら、私たちの条件では他に選択肢がないに等しいからだ。

これまでにAUS、NZのエージェントともやり取りしたし、他国のビザ、リビングコストなども調べた。でもリタイヤした年金受給世代の移住でもない限り、それらの国々はまず金銭的・長期ビザ取得的に私たちには現状無理なのだ。
可能だとすれば、これらの国で就労ビザや永住ビザが取れるような職業に就いていて、英語力も現地で就労するに問題ないレベルにある人たちだけだ。もちろんそうであってもある程度の持ち金も必要だろう。リビングコスト、留学コストは高い。

そんな訳で、長期を狙うならフィリピン以外選択の余地がなかった。…と言えば嫌々決めたようだがそうでもない。放射能汚染から逃れることが目的である以上、国内に原発施設の跡地(バターン原発)を残すのみのフィリピンはひとまず安心だ。
もちろん近隣には台湾の原発、先ごろ日本が売り付けたベトナム原発建設予定などがある。しかし原発が現在複数稼働しているような国々に比べれば危険度は比較にならない。

また、個人的な好みでいえば、海が好きで、暖かく海のきれいな島に隠居したいという願望を昔から持っていた私にはセブはうってつけだ。治安も悪くない。普通に気をつけて暮らしていたらスリやひったくり以上の危険にはそうそう巻きこまれないだろう。

治安よりむしろ私が心配なのは、東南アジアには感染症、さまざまな病の危険性があるということぐらいか。キリスト教宣教師もそれで苦労する。それで今、10年以上ぶりに“宣教師入門”の本を読んで復習などしているところなのだった。