トランプ大統領の勢いが戻った理由

【PJMedia】マット・マーゴリス著 2024年9月9日

https://pjmedia.com/matt-margolis/2024/09/09/the-race-is-resetting-to-a-pre-biden-debate-state-n4932384

最近の世論調査を見ていれば、カマラ候補のハネムーンが終わったことはご存知だろう。ドナルド・トランプが全米対決でも激戦州の世論調査でもカムバックしつつある。

 

賭け市場ではトランプがリードしており、さまざまな予測モデルでも優勢かリードしている。何が起こっているのか? それは、私が教えてあげよう。

 

世論調査、賭け市場、予測モデルを見ると、民主党がパニックに陥り始めている理由がよくわかる。

 

レースは、ジョー・バイデンがトランプと悲惨な討論をする前の状態に戻りつつあるようだ。

 

あの討論会でバイデンは本当に不利になったが、彼が崩壊する前も良くはなかった。


確かにレースは接戦だったが、世論調査によれば、トランプが勝利するのに必要なのは、青い壁の重要な1州をひっくり返すだけで、カマラ・ハリスは3州すべてを制覇する必要がある。現在、レースはそこに落ち着きつつあるようだ。


実際、ネイト・シルバーの選挙モデル最新版によれば、激戦州の7州すべてでトランプが勝利する可能性が高く、トランプが当選する確率は64.4%、カマラ・ハリスが35.3%となっている。


■■速報-ネイト・シルバーの選挙モデルでトランプが再び勝利
勝敗予想
トランプ:64.4% (+29.1)
ハリス: 35.3
トランプ・スイング・ステート・オッズ
ウィスコンシン州:53.4% (+29.1) 53.4%
ミシガン:54.9% 🔴 ミシガン:54.9
ネバダ州:60.8% 🔴 ネバダ州:60.8
ペンシルバニア州:64.9
ジョージア州:68.9
ノースカロライナ州:76.2
アリゾナ:76.6%...

pic.twitter.com/4Kbvf7Jtsp
- Eric Daugherty (@EricLDaugh)2024年9月9日


一方、CNNのアンカー、ボリス・サンチェス氏は最近、ドナルド・トランプ氏が黒人とヒスパニック系の有権者、つまり伝統的に左寄りの2つの層で好調であることを示す世論調査を取り上げた。

 

サンチェス氏はこれをトランプ氏にとって「歓迎すべきニュース」と呼んだ。
CNNのボリス・サンチェスがドナルド・トランプの「歓迎すべきニュース」を解説pic.twitter.com/q8kl4IgerL
- デイリー・コーラー (@DailyCaller)2024年9月9日

 

これは、トランプとバイデンの討論会の前に起きていたようなことだ。そして今、ここにいる。候補者は変わったが、レースは以前の状態に戻りつつある。

 

カマラ候補はそのような力学を変えることはなかった。

なぜか? その理由のひとつは、このレースを規定する基本的な部分が変わっていないからだ。

もうひとつは、カマラ・ハリスのことを好きな人がいないこと。


忘れてはならないのは、バイデンが落選した後に彼女を支持したため、民主党は新しい候補者を選ぶためのオープンなプロセスを望んでいたのに、彼女を支持せざるを得なくなったということだ。

 

いわゆるハリスへの熱狂を鵜呑みにするなら、それは自分をバカにしている。

 

以前にも同じようなことがあった。


民主党ジョー・バイデンにも関心を示さなかった。2008年にオバマが彼を伴走者に選んだとき、バイデンは予備選で党に拒否された長年の上院議員から、オバマの人気に乗って副大統領になった。

 

バイデンが最終的に大統領選に出馬したのは、彼に対する真の熱狂というよりも、オバマ時代のノスタルジーに浸るためだった。

 

実際、2020年におけるバイデンの僅差での「勝利」は、郵送投票が広まったことも手伝って、実質的には激戦の3州にわたるわずか5万票の差で決まった。


ネムーンが終わった今、ハリスはバイデン=ハリス政権の不安定な記録だけでなく、上院議員カリフォルニア州司法長官としての自身の問題ある在任期間も弁護する必要に迫られるだろう。

 

幸運を祈る。

 

民主党が2024年のバイデンを脇に追いやり、退任するよう脅迫したやり方は、彼らがバイデンをどれほど気にかけていなかったかを示している。

 

カマラ・ハリスについても同様だ。今は彼女のために統一戦線を張るだろうが、彼女が負ければ手を洗うだろう。