米選挙の第一人者、ハリスがトランプに勝つと予測

民主党大統領候補のカマラ・ハリス米副大統領。© Justin Sullivan/Getty Images

【RT】ホームワールドニュース 2024年9月8日

https://www.rt.com/news/603687-us-election-nostradamus-harris-victory/

歴史学者アラン・リヒトマンは、1984年以降のアメリカ大統領選挙の結果を、1回を除いてすべて正確に予測していた。

米大統領選の「ノストラダムス」として広く知られる歴史学者アラン・リヒトマンは、民主党候補のカマラ・ハリスが11月に共和党のライバルであるドナルド・トランプを打ち負かすと予言した。

 

アメリカン大学の歴史学教授によれば、彼の方法は世論調査を完全に避け、その代わりにホワイトハウスへの「鍵」を握っているとされる13の真偽を問う質問に基づくものだという。

 

当初、共和党の予想候補は現職のジョー・バイデン大統領と対決するはずだった。

しかし、6月下旬のテレビ討論会でこのベテラン政治家が惨敗したため、民主党は彼に代わってハリス副大統領を候補者とした。

 

9月6日(木曜日)、リヒトマンはニューヨーク・タイムズ紙にこう語った。

 

カマラ・ハリスが次期大統領になるだろう。彼は、13のいわゆる 「鍵 」のうち、8つが民主党候補に有利だと説明した。

 

彼は、先月ロバート・F・ケネディ・ジュニアが選挙戦から離脱した後、有力な第3党候補がいないことから、ハリスは得をしていると主張した。

 

また、短期・長期の経済指標が良好であること、バイデン政権が法制化を成し遂げたと思われること、ホワイトハウスに社会不安やスキャンダルがないと思われることなどを挙げ、民主党候補に有利であるとした。

 

さらにリヒトマンは、ハリスが党の推薦手続きを経る必要がなく、他の候補者全員が彼女の後ろに集まったことも、副大統領にとってプラスだと言う。

 

9月7日(土曜日)にFフォックスニュース・デジタルの取材に応じたこの有名な選挙予報士は、バイデンの 「前代未聞 」の離脱を受けて、「民主党はついに賢くなり、ハリスの後ろに団結した 」と、自身の予測を支持した。

 

リヒトマンは1984年以来、10回中9回の大統領選の結果を正確に予測してきたという。

唯一失敗したのは、2000年のジョージ・W・ブッシュアル・ゴアの対決の時だけだ、と歴史家は主張する。

 

この選挙は、数週間にわたる投票用紙をめぐる法廷闘争の末、連邦最高裁判所がブッシュに有利な判決を下したことで決着した。

 

一方、もう一人の影響力のあるアメリカの選挙アナリスト、ネイト・シルバーは9月4日(水曜日)に、トランプがハリスを破る可能性は、7月に副大統領が選挙戦に入って以来、どの時点よりも高いと主張した。

 

彼の予測は、過去数週間のいくつかの世論調査で、一貫してハリスがトランプをわずかに上回っていたのとは対照的であった。