【米】フロリダキーズ、デング熱警報発令

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【ニューズマックス・ヘルス】2024年7月3日‐08:16 AM EDT
https://www.newsmax.com/health/health-news/dengue-fever-mosquitoes/2024/07/03/id/1171092/

フロリダ・キーズで蚊が媒介するデング熱の感染者が2例確認されたため、フロリダ・キーズの保健当局はデング熱警報を発令した。


モンロー郡衛生局が今週発表した警報の中で、当局はデング熱の蔓延を抑えるための予防措置をとっていると述べている。

 

その対策とは、蚊の戸別検査を強化すること、蚊の監視を強化すること、必要に応じて空中蚊処理剤を散布すること、必要に応じて近隣を走行し、トラックから蚊処理剤を散布することなどである。


しかし、デング熱の脅威はフロリダ州に限ったことではない。

 

つい先週、米国疾病予防管理センターは、全米でデング熱感染のリスクが高まっているとの勧告を出したばかりである。


プエルトリコが最も大きな被害を受けている。

 

今年これまでに報告された2,241件の米国内デング熱感染者のうち、1,498件はカリブ海に位置する米国領プエルトリコで発生した。

 

3月には、蚊が媒介するデング熱の症例が歴史的な記録を更新したため、公衆衛生上の緊急事態が宣言された。


ちなみに、米国とその領土では、2023年通年で3,036件のデング熱患者が報告されている。


国際的には、デング熱罹患率は今年、特にラテンアメリカ諸国において過去最高を記録しており、これまでに970万人以上のデング熱患者が報告されている。これは2023年全体(460万件)の2倍にあたる。


なぜ急増したのか? 多くの国で、デング熱を媒介する蚊にとって理想的な繁殖条件を作り出す気温の上昇が報告されている。


CDCは勧告の中で、「デング熱の感染は、多くの熱帯・亜熱帯地域において、気温が高く、雨の多い時期にピークを迎える」と指摘している。

 

世界の気温が上昇するにつれて、デング熱の感染者は増加すると思われる。


CDCによれば、デングウイルスに感染した人の約4人に1人が発病する。

 

発病した場合、症状は軽いものから重いものまである。

 

最も一般的な症状は、発熱、関節痛、筋肉痛、骨痛、眼痛、頭痛、吐き気、嘔吐、発疹などである。


約20人に1人が重症デング熱を発症し、ショック、内出血、死に至ることもあるため、生命を脅かし入院が必要となる。


過去にデング熱にかかったことのある人は、重症化しやすい。

 

CDCによると、デング熱にかかる可能性のあるウイルスの種類ごとに1回ずつ、生涯に4回までかかる可能性があるという。


予防法としては、可能な限りエアコンのある場所に滞在し、蚊が家の中に入らないように窓ガラスを設置する。

 

屋外では、虫除けスプレーを使用し、長袖・長ズボンを着用し、蚊が繁殖しそうな水の淀んだ場所を掃除する。