18歳から30歳のアメリカ人を対象にした世論調査で、大多数が「アメリカは衰退している」と見ていることが判明

【PJMedia】リック・モラン著 2024年5月29日 -2:30 PM

https://pjmedia.com/rick-moran/2024/05/29/poll-of-18-30-year-old-americans-finds-vast-majority-see-america-in-decline-n4929430
民主党世論調査会社ブループリントが、18歳から30歳の有権者943人を対象に行ったオンライン世論調査で気になる結果が出た。

 

この世論調査では、「49%が国内の選挙が自分のような人々を代表していないことにある程度同意し、51%がアメリカの政治システムが『自分のような人々のために機能していない』ことにある程度同意し、64%が『アメリカは衰退している』という声明を支持した」ことがわかった。

 

世論調査ではまた、65%が 「ほとんどすべての政治家は堕落している 」という意見に強く、あるいはある程度同意した。反対はわずか7%だった。

 

普段は、若い世代のアメリカに対する考えについてあまり激昂することはない。私が21歳のとき、30歳になる前に世界は終わり、アメリカは急速に下り坂になると信じていたことを覚えている。

 

今の私たち年配者の多くは、アメリカの若者を見て将来を心配している。しかし、私の祖父母が私の世代について心配していたのを思い出すと、祖父母が将来について心配していたのと同じだ。それは通過儀礼なのだ。

 

この世代は違うのか? そうかもしれない。

 

ブループリントの世論調査主任、エヴァン・ロス・スミスはセマフォーにこう語った。「若い有権者は私たちの政治を見て、善人など見ていない。彼らは、悪人が率いる滅びゆく帝国を見ているのだ。」

 

世論調査対象者の45%が、自分たちの生活は両親の生活よりずっと、あるいは少し良くなるだろうと答えたが、アメリカ全体がどうなっていると感じているかについては同じではなかった。

54%(民主党共和党無党派層を含む)は、この国は下り坂だと考えている。

 

また、コビッド19の大流行が、若い有権者の口に長く残る嫌な味を残していることもわかった。

 

コビッド19パンデミックが起こる前の方が幸せだったと答えた人は51%、この出来事が国を悪い方向に変えたと答えた人は77%、5年前と比べて友人や知人とのつながりが薄くなったと感じたと答えた人は45%だった。

 

ステップ1は、特に経済(とインフレ)をめぐって、若い有権者やすべての有権者が傷ついていることを認めることだ。

 

「そして、私たちはそれに対して何かしている。バラ色ばかりではないこと、それを本当に強く伝えること。 すべてが素晴らしいとは思っていないということをね」

 

ブループリント世論調査の興味深いクロスタブのひとつに、各国の「最高生活水準」に対する信条がある。

 

米国で最も生活水準が高いと思う: 38%

ノルウェースウェーデンデンマークなど北欧の国で最も生活水準が高いと思う:20%

ドイツ、フランス、イギリスなどヨーロッパの主要国で最も生活水準が高いと思う:16%

カナダで最も生活水準が高いと思う: 13% 

 

他の国に比べて、アメリカにはまだ信念がある。微妙な世論調査のバイアスが働いているような気がする。

 

若者たちは、大人たちがアメリカについて言っているネガティブなことをすべてオウム返しにしているが、彼らの多くはいまだにアメリカンドリームの力を信じているのだ。

 

同じ回答者たちが10年後のアメリカについて何を言っているのか見てみたいものだ。

私は、もっとポジティブになっていると確信している。