フランス、世界経済トップ10から脱落か - IMF

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【RT】2024年 4月26日 ー10:36 ホームビジネスニュース

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世界GDPに占めるフランスの割合は2%を下回るとIMFが予測。

国際通貨基金IMF)が更新した世界経済見通しによると、経済成長の鈍化により、フランスは5年以内に世界10大経済大国のリストから外れるという。

 

ワシントンに本部を置く同機関は、購買力平価(PPP)ベースの世界GDPに占めるフランスの割合は、IMFアナリストが昨年記録した2.2%に対し、2029年には1.98%に低下すると予想している。

 

基金の最新の予測によると、フランスの財政赤字は2029年まで4%を超え、公的債務は国内総生産GDP)の115%を超える見通しだ。

 

欧州委員会は以前、フランスの2024年度予算案への対応で、EUの財政ルールとの抵触の可能性を示唆し、現在の見通しでは世界の格付け機関によるマイナス調整のリスクがあると強調した。

 

同機関が今月初めに更新したデータベースによると、2029年の世界GDPに占める英国の割合は、購買力平価ベースで2.2%と予想され、世界第10位の経済大国となる。

 

一方、トルコは今後5年間のシェアが2.09%に達し、9位になると予測されている。

 

世界経済への貢献度トップ5は、2029年まで世界のGDPの19.48%を占めると予測される中国、米国(14.72%)、インド(9.23%)、日本(3.21%)、インドネシア(2.79%)である。トップ10にはドイツ(2.77%)、ロシア(2.71%)、ブラジル(2.19%)も入ると予想されている。

 

今月初め、IMFは今年の世界経済成長率予測を上方修正し、世界経済が 「驚くほど底堅い 」ことを証明したと結論づけた。エコノミストたちは、2024年の世界GDP成長率は3.2%に達し、1月の予測から0.1ポイント上昇すると予想している。来年も同じ3.2%の成長が見込まれる。