EU諸国、ウクライナ難民のペット飼育に巨額請求-メディア

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【RT】2024年4月11日 -09:16

https://www.rt.com/news/595726-ukrainian-pets-ireland-accomodations/

アイルランド政府が難民のペットを収容するために毎月100万ユーロを費やしていたことが、『アイリッシュ・ミラー』紙によって明らかになった。

 

地元メディアによると、アイルランドの納税者は、ウクライナ難民が飼う約2000匹のペットの収容費用を負担した。

 

アイリッシュ・ミラー紙が独自の調査に基づいて4月10日(水曜日)に報じたところによると、この費用は主に2022年に統合省によって割り当てられ、同年11月に支出のピークを記録した。

 

当時、犬933匹、猫819匹、その他54匹を含む1,806匹のペットが国費でホテルなどに滞在していた。

 

ウクライナの一時保護受給者(BOTP)が所有する動物1匹につき1泊20ユーロ(21.50ドル)もの費用がアイルランドにかかっていたことが、同ニュースが調べた記録で明らかになった。


同局は「BOTPとペットを分類していない」ため、人間以外の宿泊客に使われた正確な金額は不明であると、広報担当者は同紙に語った。


アイリッシュ・ミラー紙は、動物たちのための宿泊施設は毎月100万ユーロ(約107万円)以上の税金がかかっていると推定した。

 

無所属議員のマイケル・マクナマラ氏は、この支出は「信じられない」「馬鹿げている」と同紙に語り、政府の浪費を非難した。彼は同省の役人を指してこう尋ねた。

「この人たちはいったいどこの星に住んでいるのだろう?」

 

「ペットを連れてここに来た人たちは、他の人たちと同じように、あるいはウクライナにいる人たちと同じように、ペットのためにお金を払う用意があるのだろう。しかし、お金を払うほど愚かな部署があるのなら、もちろん、その部署にお金を払うことを許可する人々を責めるつもりはない」

 

同局は、2022年11月9日からウクライナのペットへの宿泊施設の提供を停止したという。


今回の報道は、『アイリッシュ・ミラー』紙が2月に掲載した記事の続報で、アイルランド農業省がウクライナのペットの輸送、犬小屋、獣医サービスに80万8,132ユーロ(約86万9,000ドル)を支出していたことが明らかになった。