【米・豪】プレッシャーをかけ続けろ:眠れるジョー、ジュリアン・アサンジの起訴取り下げを検討中との報道

Julian Assange
【America First Repot】ゼロヘッジ:タイラー・ダーデン 2024年4月10日
 https://americafirstreport.com/keep-up-the-pressure-sleepy-joe-reportedly-considering-dropping-prosecution-of-julian-assange/ 
4月10日(水曜日)、ジュリアン・アサンジの身柄引き渡し事件において、珍しく予想外の前向きな進展があった。

 

ジョー・バイデン大統領は、米国がウィキリークス創設者の起訴を取り下げることを「検討している」と明言したのだ。

 

現在、アサンジ氏は、米国への身柄引き渡しの可能性について、英国の高等裁判所の最終判決を待っている。

 

しかし、バイデン大統領と記者たちとの次のようなやりとりがあった。


4月10日(水曜日)にホワイトハウスで記者団からこの要請について質問されたジョー・バイデン大統領は、「検討している」と答えた。


バイデン大統領は、日本の岸田文雄首相をホワイトハウスに公式訪問させた際の記者会見でこのように答えた。


アサンジ氏の母国であるオーストラリアでは、2月に議会がジュリアン・アサンジ氏に対する告発を米国が取り下げるよう正式に要請することを決議した。

 

議会で採択された動議では、「アサンジ氏がオーストラリアの家族のもとに帰れるよう、英国と米国が問題を終結させることの重要性」が強調された。

 

同国のアンソニー・アルバネーゼ首相は直ちに、同氏のオーストラリアへの帰国を求める動議を支持した。

 

アムネスティ・インターナショナルも最近、アサンジ氏に対する告発の取り下げを改めて求めた。

 

「世界中の出版社や調査報道ジャーナリストにとってのリスクは、天秤にかかっている。ジュリアン・アサンジが米国に送られ、そこで起訴されることになれば、世界のメディアの自由も裁判にかけられることになる」と声明を発表した。


私たちは3月に、バイデン政権が14年にわたる法廷劇に終止符を打つ方法を模索している可能性があることを詳述した。

 

当時のWSJの報道では、「米司法省は、ジュリアン・アサンジが機密情報を誤って扱ったという罪を軽減して認めるかどうかを検討しており、アメリカ史上最大級の機密情報リークに端を発した長い訴訟劇に終止符を打つ取引の可能性が出てきた」と、この問題に詳しい関係者が語っている。


司法取引は、アサンジとその家族にとっての危機全体が、長い年月を経てようやく納得のいく平和的な結末を迎える可能性があることを意味する。

 

アサンジの弁護団は、事前のWSJの報道に対していかなるレベルの確認もしなかった。しかし、今回の新たなバイデン氏の声明は、司法取引が行われる可能性があるという報道を裏付けるものだと思われる。


英国高等法院によって予定されている5月20日公聴会では、アサンジ氏が米国の拘置所に移送された場合、死刑や拷問を受けることはないという米国の「保証」が満足のいくものであるかどうかが取り上げられると予想されている。

 

彼の弁護団は、米連邦政府の「スーパーマックス」施設に収監されれば、確かに拷問的であり、また彼の精神衛生を著しく悪化させるだろうと以前から主張してきた。