トランプの復帰は世界のためになる - NATO諸国

ハンガリーのオルバン首相をフロリダのマー・ア・ラーゴ邸に案内するドナルド・トランプ。© Viktor Orban

【RT】2024年3月10日

https://www.rt.com/news/593997-trump-orban-biden-us/

世界は平和を望むリーダーを必要としている、とハンガリーの指導者ヴィクトール・オルバンは語った。


ハンガリーのオルバン首相は、ドナルド・トランプ氏が11月の選挙に勝利し、ホワイトハウスに戻れば、ロシアとウクライナの紛争を止めることができると語った。

 

トランプ大統領と長年良好な関係を築いているオルバン首相は、前日にフロリダ州のマー・ア・ラーゴ邸で行われた第45代アメリカ大統領との会談について、3月9日(土曜日)に自身のフェイスブックページにビデオメッセージを投稿し、このようにコメントした。

 

2017年から2021年にかけての在任中、トランプ大統領は「平和の大統領であり、世界中で尊敬を集め、平和のための条件を整えた」とハンガリーの指導者は語り、当時はウクライナや中東での紛争はなかったと強調した。

 

「今日、もし彼がアメリカ大統領だったら、戦争はなかったでしょう」と首相は主張した。

 

オルバンによれば、トランプと彼は「平和を望む世界の指導者たちがいれば平和になる」ということで合意したという。

 

ハンガリー首相は、自国が平和のために努力している国のひとつであることを「誇りに思う」と付け加えた。


2022年2月にモスクワとキエフの間で紛争が始まって以来、ハンガリーは一貫して危機の外交的解決を訴えてきた。

 

EUの近隣諸国とは異なり、ブダペストキエフへの武器供与を拒否し、モスクワとの経済関係を維持し、EU圏の対ロ制裁を "逆効果 "と批判してきた。

 

ロシアは対話の用意があると繰り返し述べているが、キエフやその後ろ盾であるアメリカやEUからは、現場の実情を考慮した合理的な提案が得られていないと強調している。

 

モスクワによれば、このような状況では、軍事的手段でウクライナでの目標を追求し続ける以外に選択肢はないという。


オルバン首相は、フロリダ訪問の目的は、トランプ氏の2度目の大統領就任が、ブダペストとワシントンの関係だけでなく、「全世界にとってより良いものになる」と「率直に言うこと」だと説明した。

 

ハンガリー首相は、もちろん、誰が次の国家元首になるかはアメリカ国民が決めることだと付け加えた。

 

今週初め、トランプ氏は共和党の推定候補者となり、最後の対抗馬であったニッキー・ヘイリー氏は15州中14州で予備選に敗れ、選挙戦を中断した。

 

ジョー・バイデン米大統領は、金曜日にペンシルベニア州で行われた選挙戦で、トランプとオルバンの両候補を非難した。

 

「今日、彼(トランプ大統領)がマール・ア・ラーゴで誰と会っているか知っているか? ハンガリーのオルバンは、民主主義が機能するとは思っておらず、独裁を望んでいると明言している」

 

バイデンは、彼自身は「民主主義を衰退させるのではなく、民主主義を守る」未来を探していると主張した。

 

トランプは選挙期間中、大統領執務室に戻ったらウクライナ紛争を「24時間以内」に解決すると繰り返し宣言し、ウクライナのゼレンスキー大統領とロシアのプーチン大統領の両者と会談すると主張していた。