2024年3月2日【TLBスタッフ】 ポール・ジョセフ・ワトソン著
どうやらプーチンはヨーロッパへの大量移民にも責任があるようだ
ヨーロッパに押し寄せる大量の不法移民は、すべてプーチンが仕組んだ陰謀だと主張する新たなシナリオが発表された。
本当にそうだ。
テレグラフ紙は、ロシアが「移民の流れをコントロールするために、リビアの元民兵で構成される15,000人の強力な国境警察部隊を設立する」という計画を詳述した、曖昧な「情報文書」を見たとしている。
ヨーロッパへの移民ルートをコントロールすることができれば、選挙を効果的にコントロールすることができる。
2023年6月までの1年間で、英国に小型ボートで入国した不法移民は5万2530人で、前年比17%増だった。
おそらく、その責任もプーチンにある。
不法移民とは別に、英国政府は2023年に合法移民に340万件のビザを発給したが、これは前年比20%増だった。
この数字の一部には、移民の扶養家族に与えられた279,131のビザが含まれており、この数字は2022年よりも80%増加している。
おそらくプーチンはこの数字にも許可を与えたのだろう。
プーチンを非難することは、国境の安全確保に完全に失敗し、そもそも移民に旅をするよう煽っているヨーロッパ諸国にとって非常に都合がいい。
例えばイギリスでは、NGOと政府は移民船がイギリス領に入ったときに救助するだけではない。
不法入国者は、1日1500万ポンド(約15億円)の税金で無料のホテルに宿泊し、現金や無料の医療サービスを受けることができる。
おそらく、ウラジーミル・プーチンがそのすべてを監督し、支払っているのだろう。
プーチンがヨーロッパ諸国を不安定化させるために移民を「武器化」したという考え方は、多様性は強みであり、大量移民は経済にとって良いことであるというマントラにも矛盾する。
プーチンが私たちを憎んでいるのなら、なぜそんな有益なことに責任を持つのだろうか?