【Natural News】2024年2月27日 キャシー・B著
https://www.naturalnews.com/2024-02-27-british-nuclear-missile-fails-test-launch.html
英国国防省は、またしても屈辱的なミサイル実験の失敗を受けて、核抑止力の信頼性を守ろうとしている。
先月末、英国の原子力弾道ミサイル潜水艦(SSBN)、HMSヴァンガードが関与した最新のテストについてはあまり知られていない。
フロリダ沖の大西洋での訓練中に何らかの「異常」が発生した。当局は詳細な説明を避けたが、「事象特異的」であったと主張している。
これは、問題の事故が戦時中のシナリオでは起こらず、代わりにテストキットに関連したものであったことを暗示しているように見える。
しかし、英国のトライデント実験が2回連続で失敗したことで、英国の高価な核抑止力が国を守る準備ができていないのではないかという懸念が高まっている。
国家安全保障の問題なので、これ以上の情報は提供できないが、今回の異常は事象に特化したものであり、トライデント・ミサイル・システムや備蓄の信頼性に影響を及ぼすものではないと確信している」と述べた。
英国の核抑止力は、安全、安心かつ効果的であり続けている。
この事態をさらに疑わしいものにしているのは、国防省が声明文を発表したのは、英国のタブロイド紙『ザ・サン』の記事によって世間がこの実験の失敗を知った後だという事実である。
同紙によると、58トンのトライデント・ミサイルは誤射し、発射した原子力潜水艦からわずか数メートル離れた海に墜落したという。
この事故は、英国のグラント・シャップス国防長官が乗船していたときに発生したと伝えられている。
乗組員は間違いなく訓練を遂行したが、トライデント2ミサイルが発射管から圧縮ガスで空中に推進されたとき、第1段ブースターの点火に失敗した。
これにより、当時ダミーの弾頭を搭載していたミサイルは海に落下し、沈没した。幸いなことに、HMSヴァンガードは誤射したミサイルに命中しなかった。
事故直後から調査が開始され、極秘技術を守るためにミサイルを海底から釣り上げる必死の回収作業が行われた。国家安全保障を守るため、この事故に関する詳細は公表されていない。
■■トライデントは信頼できると安心感を与える英国政府関係者
2016年にHMSヴェンジェンスから発射されたトライデントは、自爆する前にコースを外れた。
英海軍は1994年にトライデント2ミサイルの使用を開始して以来、12回の発射を行ったが、失敗したのは最近の2回だけである。しかし、2012年10月にHMSヴィジラントが改装後に発射して以来、発射に成功していない。
ミサイルは、12発もの核弾頭を搭載して地球の大気圏に戻る前に、時速13,600マイルで空中を飛翔し、宇宙の果てに到達するように作られている。
世界的に不安定な情勢が続くなかでの悪いニュースだ。
中東やウクライナでの戦闘は、世界が第3次世界大戦に向かっているのではないかという不安を煽っている。
現代の紛争で核兵器が使用される可能性があるということは、信頼できる核抑止力がかつてないほど重要になっているということだ。
シャップス首相は、英国は依然として核兵器を発射することができると主張している。