【Natural News】2024年2月13日 イーサン・ハフ著
https://www.naturalnews.com/2024-02-13-dc-ngo-iran-nuclear-bomb-one-week.html
物理学者デビッド・オルブライトが運営するワシントンD.C.を拠点とする非政府組織(NGO)「科学と国際安全保障研究所」(ISIS)は、イランが初の核兵器製造の危機に瀕しているとする報告書を発表した。
オルブライト氏によれば、イランは現在、原爆を製造するのに十分な兵器級ウランを保有しており、それをわずか1週間で製造できるという。
オルブライトはまた、イランは1カ月で6発の核兵器を製造できると主張し、中東紛争が激化するにつれて、このような事態が発生する可能性が高いと主張する。
「この地域の不安定な情勢は、イランに核兵器製造のまたとない機会を与え、内部的な正当性を高めている一方で、イランを探知し、抑止するための米国とイスラエルの資源は手薄になっている」とISISは言う。
「イランの核兵器能力はかつてないほど危険であり、その一方で欧米との関係は低水準にある」
■■イランの核兵器による「極度の危険」
2022年10月にイランの核開発計画の脅威度について初めて報道を始めて以来、ISISがこのような警告を発したことは一度もなかった。イランの核開発によって西側諸国が「極度の危険」に直面するのは今回が「初めて」だという。
昨年5月、ISISはイランの脅威度を180点満点中140点と算出した。今年は180点満点中151点に達している。
イスラエルによるガザへの戦争は、イランが機能的な核兵器の製造を競う可能性を高めていると言われている。米国も中東全域でイランの標的に対する空爆を連日行っており、これも事態を悪化させている。
報告書によれば、イスラム共和国は 「敏感な核能力の開発を進め、......核兵器化の努力を脱却以上に強めている」
ISISによれば、イランは現在、「60%濃縮ウランのごく一部を使って、1週間で核兵器に十分な兵器級濃縮ウランを脱獄生産する能力」を持っているという。
イランが査察官のアクセスを遅らせる手段をとれば、この脱走を査察官が迅速に発見することは困難である。
バイデン政権下で、イランの60%濃縮ウラン備蓄は大幅に増加したと言われている。残りの濃縮ウランは約20%で、イランは「1カ月で兵器6個分、5カ月で12個分の兵器級ウランを生産できる」とISISは主張している。
国際原子力機関(IAEA)のラファエル・グロッシ事務局長によれば、イランは国際的な核査察団が濃縮施設に完全にアクセスすることを妨害し続けている。グロッシ事務局長によれば、テヘランは "前例のない方法 "で監視を拒否しているという。
「非常に苛立たしい状況だ」と、グロッシは最近ダボスで開催された世界経済フォーラム(WEF)のグローバリストの集まりで訴えた。
「われわれは現地での活動を続けているが、必要最低限にとどめている。」
イランの核濃縮施設をめぐる「透明性の欠如」により、IAEAはテヘランの核プログラムの脅威レベルを2023年5月の評価から2ポイント引き上げた。
もうひとつの懸念は、イランがウラン濃縮能力を非常に低いレベルから核爆弾の燃料となる量にまで高めていることだ。
「イランは大量の濃縮ウランを生産し、90%までの濃縮レベル、つまり兵器級ウランを達成する能力を持っている」とISISは言う。
イランは濃縮プログラムを増加させる野心的な目標を持っており、数万台の高度な遠心分離機を製造し、さまざまな濃縮レベル、数万キログラムの濃縮ウランを生産することを目指している。