イスラエル、レバノンへの「一連の空爆」を開始

2023年11月4日、レバノンのナバティエ県ハスバヤ郡ラチャヤ・アル・フーカル村とクファルハマム村周辺の山岳地帯をイスラエル空爆した後、煙が上がる © Getty Images / Ramiz Dallah/Anadolu via Getty Images

【RT】2024年2月14日

https://www.rt.com/news/592425-israel-begins-series-strikes-lebanon/

この攻撃は、レバノン北部の隣国から発射されたロケット弾によって民間人が死亡した数時間後に行われた。


イスラエルは2月7日、レバノンで「一連の攻撃」を開始したと発表した。数カ月にわたる国境を越えた暴力に続き、隣国間の大規模な軍事衝突への懸念を高める動きとなりそうだ。

 

レバノンから発射されたロケット弾攻撃で少なくとも1人が死亡、さらに7人が負傷した数時間後の空爆である。

 

ソーシャルメディアに出回っている映像では、ナバティエ県を含むレバノン南部の地域が空爆の被害を受けているように見える。

 

レバノンの過激派組織ヒズボラは、4ヶ月前のガザでの戦争開始以来、イスラエル軍とほぼ毎日銃撃戦を行っているが、2月7日(水曜日)未明のロケット攻撃の責任を直ちに主張することはなかった。

 

2月6日(火曜日)、ヒズボラ事務総長のハッサン・ナスララは、レバノン領内から発射されたロケット弾は、パレスチナの同盟国とイスラエルとの間で「ガザへの攻撃が止まり、停戦が実現すれば」打ち切られると述べた。


「もし彼ら(イスラエル)が対立を広げるなら、我々も同じことをする」とナスララはテレビ放送された声明の中で宣言した。

 

2月7日(水曜日)のレバノン空爆は、イスラエルヒズボラの対立拡大に対する世界の指導者たちの警告の中で行われた。過去数ヶ月の間、イスラエルレバノンの国境を越えた銃撃戦により、何万人もの人々が両側から避難している。

 

AFP通信によると、10月7日のハマスの攻撃で地域の緊張が高まって以来、レバノンでのイスラエルの攻撃によって、ヒズボラ戦闘員を中心に少なくとも243人、民間人30人が死亡した。

 

公式発表によれば、イスラエル軍兵士9名と民間人6名も死亡している。

 

イランの支援を受けるヒズボラは、一般にハマスよりも強力な戦闘力を持つと考えられている。同グループの指導者によれば、ヒズボラには約10万人の戦闘員がおり、この数字はレバノンの国軍を上回る。

 

レバノンのメディア、アル・マヤディーンによると、スアネという町で母親と2人の子供が空爆により死亡した。