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【Insider Paper】ブレンダン・テイラー著 2024年2月5日 11時27分
https://insiderpaper.com/tucker-carlson-to-interview-putin-rumors/
ロイター通信によると、元フォックス・ニュースの司会者タッカー・カールソンは、ウクライナ紛争の中、ロシアのプーチン大統領と西側諸国初の対談が実現するのではないかと、モスクワで盛り上がりを見せている。
モスクワ訪問中のタッカー・カールソンがプーチン大統領にインタビューするのではとの憶測、タッカーは 「We'll see(今に分かるよ)」と語っている。
イズベスチヤ紙が報じたように、カールソンは先週2月3日(土曜日)にモスクワに降り立った。そのサイトに掲載されたビデオで、カールソンはモスクワとその人々をもっと知りたいと表明した。
プーチンにインタビューする可能性について尋ねられると、彼は曖昧なまま 「We'll see(今に分かるよ)」と答えた。
イズベスチヤ紙が放映したインタビューの中で、このタレントはモスクワについて「美しい」と語った。「というのも、モスクワについていろいろと読んだことはあるのですが、見たことがなかったからです」。
2月5日(月曜日)、プーチン大統領のドミトリー・ペスコフ報道官は、国営タス通信によると、記者団との電話会談でこの件に関するコメントを控えた。ブルームバーグによると、ペスコフ報道官は、取材が実現すればクレムリンから記者団に通知すると述べた。
多くの外国人ジャーナリストが毎日ロシアを訪れ、ロシアで働き続けている。大統領の外国メディアへのインタビューに関しては、何も発表することはない。
昨年フォックスと決別して以来、この著名なアメリカ人メディア・パーソナリティーは、Xソーシャル・プラットフォームを利用してインタビューや意見をシェアしてきた。
しかし、彼はロシアへの旅について何もソーシャルメディアに投稿していない。
しかし、ロシアのメディアは、カールソンがモスクワのボリショイ劇場で行われたバレエ『スパルタカス』の公演に出席している様子を捉えている。
ウクライナ紛争以前、プーチンは外国人記者のインタビューに応じることもあった。しかし、ウクライナ侵攻後、プーチンは国際的な報道機関との関係を著しく失い、西側諸国での孤立と非難を招いた。
■カールソンの発言と親プーチンの姿勢
タッカー・カールソンはその影響力のあるメディア・プラットフォームを使って、米国のウクライナ支援に疑問を呈し、クレムリンを擁護し、ドナルド・トランプへの支持を表明してきた。
彼のインタビュー映像はロシア国営テレビでしばしば放送されている。11月の再選を目指すトランプは、カールソンを伴走者候補として考えていると言及している。
タッカー・カールソンがモスクワを訪問した動機は明言されていないが、彼の訪問は米国の政治家たちの間で見解の相違を巻き起こしている。
極右の共和党下院議員マージョリー・テイラー・グリーンは、インタビューのアイデアに賛成の声を上げた。
「この国には自由な報道機関があり、タッカー・カールソンのような人たちが真実を語ってくれるのです」と彼女はXに書いた。
タッカー・カールソンは『Fox News』と『X』で放送している番組で、ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領を「独裁者」と呼び、「汗まみれでネズミのようだ」と揶揄している。
さらには "モスクワを応援している "とまで発言している。
彼の親プーチンと反ウクライナのレトリックはモスクワで称賛を浴び、彼のクリップはロシア国営テレビのレギュラー番組となっている。
現地のプロパガンダ担当者は、米国の有力者がプーチンの軍事行動を支持している証拠として、これらのクリップを利用している。
最近、カールソンは過去にロシア大統領とのインタビューを試みたが、アメリカ政府に「阻止された」と主張した。