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【Insider Paper】2024年2月3日 17時34分 AFPBB News
https://insiderpaper.com/gods-army-protesters-rally-in-texas-against-migrant-crossings/
トラックやバン、RV車に乗った数百人の人々が2月3日(土曜日)、テキサス州南部に集結し、移民の「侵略」に反対し、メキシコとの米国国境での新たな厳しい規制を求める集会を開いた。
ケマド(人口162人)に到着した車両の側面には、"Join the God Fight"(神の戦いに参加せよ)と書かれていた。
この車列は、記録的な移民の越境にどう対処するかについて再び議論が渦巻く中、米国とメキシコの自然な国境を形成するリオ・グランデ川沿いのこの小さな町に集まることを決めた。
アメリカでのより良い生活を求めて、中南米から、そしてそれ以外の地域からも、ここ1ヶ月で何十万人もの人々が川を渡ってきた。
特に11月の大統領選挙を前に、議会の共和党は、ジョー・バイデン大統領の政権がこの流れを止めるためにもっと努力することを要求し、ウクライナとイスラエルへの追加援助を阻止している。
合衆国憲法前文の最初の言葉である 「We the People(私たち国民)」を名乗る活動家グループは、この小さなケマドで会合を開き、自分たちの怒りを表明することにした。
このイベントの主催者の一人は、彼らの大義に対する聖なる後押しを示唆し、ここに集まった人々を 「神の軍団」と呼んだ。
「国境を取り戻せ」というスローガンのもと、アメリカ全土から車列を組んでやってきた活動家たちは、この週末、国境沿いの町に到着し、キャンプをし、抗議している。
抗議者たちが集まっていたケマド牧場の入り口を警備していた43歳のロビン・フォルツァーノは、AFP通信にこう語った。
「我々は侵略されているのだから、最終的には何が起きているのかをコントロールできるようにならなければならない」と、ここ数週間の共和党指導者や保守系メディアの識者と同じことを言った。
到着した多くの車には、今秋の選挙で共和党の最有力候補であるドナルド・トランプ前大統領を支持したり、対立候補である現職のバイデンを非難したりする看板が掲げられていた。
「天国には壁があり、地獄には開かれた国境がある」と、ある活動家の看板には書かれていた。
―「災害地域」
73歳のトランプ支持者、マーティ・バードは、イーグル・パス近くの町でAFPにこう語った。
「でも、ひとたびメキシコに来ると......過激派になる。怒りっぽくなるんだ。強盗や窃盗をするんだ」と彼は主張した。
イーグル・パスはケマドから約20マイル(30キロ)のところにあり、共和党のグレッグ・アボット・テキサス州知事とバイデン政権との対立の震源地となっている。
連邦政府は、川へのアクセス・ランプを含む公園を管理し、川岸に有刺鉄線を敷設したとしてアボットを提訴している。
1月中旬、バイデン政権は、テキサス州兵が、最終的に溺死した3人の移民を救出しようとする連邦国境警察の川への到達を妨げたと訴えた。
テキサス州はこの告発を拒否した。
バイデンはこの件を連邦最高裁判所まで提訴し、連邦最高裁判所は国境警察が有刺鉄線を切断することを認めた。
しかし、反抗的なアボットはさらなるフェンスの設置を命じ、自国の警備員や人員を国境に派遣している全米の共和党知事からの支持を集めている。
下院の共和党はこの問題に着目し、バイデン国土安全保障長官に対する歴史的な弾劾訴追手続きを開始した。
リオ・グランデ川近くでカヤックのレンタル業を営むジェシー・フエンテスは、ジャーナリストたちにこう語った。
「軍事基地になりつつある。
『神の軍』と名乗る特定の個人やグループが、憎しみを広め、不和を広げるために私たちのコミュニティに来ている。
「これは私たちの姿ではないからだ」