メディアや左派の「極右」レッテルにもかかわらず、ドイツ人の大多数は農民の抗議行動を支持

2021年2月9日火曜日、ドイツ・ベルリンのアンゲラ・メルケル首相の執務室である首相官邸(背景)に近い官庁街で農民の抗議デモが行われている最中、トラクターが駐車されている。看板にはこう書かれている: 「農民なくして未来なし」。(AP Photo/Michael Sohn)

2024年1月10日【REMIX NEWS】デネス・アルバート著、ジョン・コーディ著

https://rmx.news/germany/the-vast-majority-of-germans-back-farmer-protests-despite-far-right-label-from-media-and-the-left-2/

左派メディアと政治家は抗議行動を極右と同一視しようとしたが、世論調査ではドイツ人の大多数が農民を支持している。

 

極右がデモを共用しているというメディアの主張にもかかわらず、圧倒的多数のドイツ人が農民の抗議行動を支持している。

 

INSAの新しい世論調査によれば、ドイツ人の69%が現在の農民デモを支持し、わずか22%が拒否している。

 

世論調査の回答者の5人に1人が、トラクターが道路や高速道路を封鎖する抗議行動から直接影響を受けていると答えているにもかかわらず、大多数が賛成している。

 

ドイツのための選択肢(AfD)党に投票すると答えた回答者の支持が最も高く、同党支持者の88%が農民の抗議行動に共感を示している。


農民への支持は、気候変動への抗議に関して特に明確である。最近、「最後の世代」の気候急進派に共感すると答えたドイツ人はわずか16%程度で、79%は反対の意見だった。

 

この結果は、デモ参加者を悪者にしようとする広範なメディア・キャンペーンにもかかわらず出ている。たとえば、国営メディア『Tagesschau』デイリーニュースは、「農民の抗議デモ」といった見出しを掲げた。

 

ドイツ国営放送『ドイチェ・ヴェレ』は 農民の抗議デモ-右派による転覆の妄想 などの見出しを掲げた。シュピーゲル紙は 「右ひねりのトラクター」などの記事を掲載した。

 

農民の抗議デモ週間は、左派の政治家やジャーナリストの生存本能に火をつけた。彼らの多くは、延々と続くトラクターの隊列と与党政府への批判が結びついたビデオを見てパニックに陥ったようだ。ほぼ一斉に、「右翼の浸透」についての記事を載せたり、疑惑を唱えたりした。

 

チューリンゲン州のボド・ラメロー首相(左翼党)は1月8日(月曜日)、エアフルト市でブーイングを浴びたが、あえてブーイングを浴びせたデモ参加者は 帝国市民 だと主張した。


科学ライターのクリスティアン・シャルン博士も、ある写真に写っていた農民の旗に "Führer Gemüse"(ヒトラー・ベジタブル)と書かれているのを信じ、Xを手にした。しかし、彼がその看板をもっとよく見ていたら、実際には北海の島(フェール産の野菜)である "Föhrer Gemüse "と書かれていた。