アメリカ最大の銀行であるJPモルガン・チェースは、2023年末までに全米で159の支店を閉鎖する。

Chase Banks Closing
【America First Report】アルシェーニァ・トレド、NATURAL NEWS 2023年11月30日 

https://americafirstreport.com/jpmorgan-chase-to-shut-down-nearly-160-bank-branches-across-the-u-s/

チェース銀行の顧客にとって、これらの閉鎖は、生活に大きな支障をきたすとまではいかなくとも、深刻な不便をもたらすものである。

 

以前は、閉鎖されたこれらの支店に常駐していた人間の銀行窓口係やその他の銀行業務の専門家によって提供されていたサービスは、現在では自動化されたカスタマーサービス・ヘルプラインに取って代わられている。

 

チェース銀行の支店閉鎖により、20の州が影響を受けている。ウィスコンシン州ワイオミング州のように、各州で閉鎖される支店は1つだけというところもある。また、年内に十数店舗が閉鎖される州もある。

 

カリフォルニア州は最も大きな打撃を受けており、年末までに合計46店舗が閉鎖される。

 

ケンタッキー州ルイジアナ州マサチューセッツ州ネバダ州、ユタ州では、年末までに各州で2店舗が閉鎖される。以下、コネチカット州ミシガン州が各3店舗、アリゾナ州フロリダ州が各5店舗、コロラド州インディアナ州ニュージャージー州オハイオ州ワシントン州が各6店舗と続く。

 

カリフォルニア州と並んで、他の3つの州でも年内に2桁の数のチェース銀行の支店が閉鎖される予定である: テキサス州は13店舗、ニューヨーク州は17店舗、イリノイ州は24店舗である。

 

■■ バンク・オブ・アメリカウェルズ・ファーゴ、シティ・バンクも数百の支店を閉鎖


連邦預金保険公社の最新データによると、2000年には米国で約8000の銀行支店が営業していた。

 

2022年までに、この数字は半減している。アメリカの他の大手銀行も、バンク・オブ・アメリカウェルズ・ファーゴシティバンクを含む数十の銀行閉鎖を報告している。

 

バンク・オブ・アメリカが通貨監督局に提出したデータによると、同行は138の拠点を閉鎖する予定だ。現在までに少なくとも95店舗が閉鎖されている。さらに15店舗が年内に閉鎖され、残りは2024年まで営業する予定だ。

 

ウェルズ・ファーゴはこれまでに61店舗を閉鎖しており、その数は12月までに65店舗に増える見込みだ。ウェルズ・ファーゴの広報担当者は、顧客の多くがすでに「銀行業務のニーズの多くに、当行の幅広いデジタル機能を活用している」と主張している。

その結果、支店で直接行う取引はますます少なくなっている。

 

「顧客ニーズの変化、デジタル・バンキングの利用拡大、市場要因に照らして、支店網を継続的に評価しています」と広報担当者は付け加えた。

 

シティバンクの親会社であるシティグループは、支店の閉鎖は米国内だけでなく世界的なものであり、ウェルス・マネジメントに重点を置くという同社の戦略転換の一環であると主張している。

 

シティバンクの支店閉鎖は、業務を簡素化し、複雑さと必要資本を削減する一方で、より富裕な顧客に焦点を当て、感触を通じてより高いリターンを生み出すことを目的としている。

 

シティグループの富裕層部門は、2022年に全世界で7,460億ドルの富を取り扱ったが、同年2兆8,000億ドル以上の資産規模を誇ったバンク・オブ・アメリカ自身の富裕層部門であるメリルリンチを大幅に下回った。