研究結果: 感謝祭に七面鳥を捨ててファーストフードを食べるアメリカ人が増加


【Natural News】2023年11月29日  オリビア・クック著

https://www.naturalnews.com/2023-11-29-more-americans-ditched-turkey-for-fast-food.html

ある調査によると、感謝祭に伝統的なローストターキーの代わりにファーストフードを選ぶアメリカ人が増えているという。


Casino.orgによる調査では、16州の2,000人のアメリカ人を対象とした全国調査と、最も人気のあるファーストフードチェーンを見つけるためのGoogleトレンド分析が行われた。そして、アメリカ人が感謝祭の定番料理の代わりに選ぶファーストフードチェーンTOP6をリストアップした。

 

マクドナルドは16州で感謝祭のテイクアウトの第1位を獲得した。2位はウェンディーズ、3位はバーガーキングだった。チキンのKFCは4位だった。

 

イン-N-アウト、ボジャングルズ、ポパイズの3店が同率5位。ジャック・イン・ザ・ボックス、ワワ、ドミノズ、ホワイトキャッセル、ワッタ・バーガー、パパジョンズの6店舗が6位を分け合った。

 

しかし、業界アドバイザーのデビッド・ポータラティンによれば、ファストフードの急増は、アメリカ人が感謝祭の食事にファストフードを上乗せして食べていることを意味する可能性もあるという。

 

「感謝祭にファーストフードを利用するのは、便利な朝食のためかもしれません」と彼は付け加えた。

 

消費者分析会社サーカナの食品・外食市場担当上級副社長でもあるポータレインは、それでも、アメリカ人が伝統的な感謝祭のディナーを圧倒的にあきらめたわけではないと主張した。

 

■■ 伝統的な食事よりファストフードの方が便利

 

調査によると、回答者の84%が感謝祭にファーストフード店を利用した。そのうちの21.7パーセントは、家で感謝祭の特別な食事を作るのは「怠け者だから」と告白している。

 

ほとんどの家庭が、ごちそうをシェアするために丸一日かけて料理していることを考えれば、この気持ちは理解できる。

 

一方、20.4%は伝統的な感謝祭の夕食を準備する「時間がない」と答えた。これは、ファストフードがもたらす利便性を証明するものでしかない。

 

回答者の16%近くが、ファストフードを選んだのは料理するより「安い」からで、節約に役立つと答えている。

 

また、回答者のほぼ8%が、感謝祭にファストフードを食べることで、「生ゴミが減る」と答えている。しかし、コストに対する懸念は根拠のないものではない。

 

米国農業連盟(AFBF)の最近の報告書によると、感謝祭ディナーの標準的な価格は「2022年の歴史的に高い価格よりほんの少し下がっている」が、それでもほとんどの人にとっては手の届かない価格である。

 

「10人分の伝統的な感謝祭のごちそうは合計61.17ドルで、一人当たり約6.12ドル安くなる」とAFBFは述べた。

 

これは、2019年の同じ食事のコストより25%高く、多くのアメリカ人は長期的に吸収できないだろう。

 

ほとんどのアメリカ人にとって、この食欲をそそる大きな鳥を家族や親しい友人たちと食卓の目玉として囲み、付け合せのスタッフィングやバター風味のマッシュポテトとともに食べる感謝祭を想像するのは難しい。

 

そして、この伝統に逆らうことは冒涜的だと思う人もいるだろう。