【Natural News】2023年11月1日 オリビア・クック著
https://www.naturalnews.com/2023-11-01-automakers-abandoning-plans-to-mass-produce-evs.html
大手自動車メーカーは現在、バッテリー駆動車に対する需要の変化に対応しようと躍起になっている。
ここ数カ月、大手自動車メーカーのフォード・モーターやトヨタ自動車は、EVに対する消費者需要の急減速について警告を発している。
欧米の自動車メーカーに比べ、日本の自動車メーカー幹部は、EVが当面直面する現実的な課題を「より声高に」指摘している。
トヨタ自動車の豊田章男会長は、日本自動車工業会の会長として次のように語った。
「人々はようやく現実を見るようになった」
アメリカではEVの販売台数が伸び悩んでいるため、豊田会長は「言った通りだ」と喜んでいるのかもしれない。
主な原因は、コスト、EVの航続距離、バッテリー容量、充電時間、そしてドライバーにとって課題となる充電インフラの不足である。
7月、フォードは真っ先に折れ、200万台のEVを製造するという2026年の目標を放棄したとビジネスインサイダーは報じた。自動車労組関係者のメモによると、フォードはここ数週間、EVトラックの需要が低迷したため、F-150ライトニング・ピックアップ工場の生産シフトを一時的に削減した。
10月20日、ゼネラル・モーターズは、ミシガン州デトロイト郊外のオリオン組立工場での全電気トラックの生産を2025年後半まで延期し、「資本投資をより適切に管理する」と発表した、とCNBCは報じた。
10月25日、ゼネラルモーターズと本田技研工業は、「資本投資をより適切に管理する」ため、ミシガン州デトロイト郊外のオリオン組立工場での全電気トラックの生産を2025年後半まで延期すると発表した。
Ltd.は、北米・南米と中国向けに、より手頃な価格のEVを共同開発する計画を中止すると発表した。
さらに今月初め、ゼネラルモーターズは、2024年半ばまでに40万台のEVを製造するという自主目標を縮小する計画も発表した。
■■ EVの隠れた環境コスト
EVは、人々が考えているほど "グリーン "ではない。
EVバッテリーの充電に使われるエネルギーを送電網に供給する発電所は、いまだに石炭発電所に依存しており、特に米国中西部地域の発電所は、『エンバイロメンタル・リサーチ・レターズ』に掲載された研究で、発電に環境的に有害であることが証明されている。
また、極端な天候の地域では、純粋なバッテリー電気自動車は平均15%多く電力を消費する。
さらに、最も寒い日や最も暑い日には、純粋な電気自動車の航続距離は40%以上も低下する可能性がある。
また、EVバッテリーはレアメタルの抽出を必要とすることも重要だ。
EV用バッテリーは、コストや車種、車両の仕様によって、鉛バッテリー、リチウムイオンバッテリー、ニッケル水素バッテリーが一般的に使用されている。
リチウムイオン電池は、エネルギー効率が高く、単位質量当たりのエネルギー量が大きく、高温性能に優れ、出力重量比が高く、自己放電が少ないため、EV車メーカーの大半は、他の電池と比較してリチウムイオン電池の使用を好んでいる。
リチウムをはじめ、コバルトやニッケルなどEV用電池に使用されるさまざまな金属は、採掘のために採掘しなければならず、大気汚染、生物多様性の損失、汚染土壌や有毒廃棄物、農作物の収穫量の減少、地盤の不安定化、二酸化炭素の大量排出、河川の塩分濃度の上昇、二酸化炭素の大量排出、水の損失、水質汚染など、危険な副作用の集合体をもたらす。
また、ひどい労働条件、児童労働者、搾取、奴隷制度など、こうした金属採掘には多大な人的犠牲が伴う。