カンザス州に建設される40億ドルのパナソニックの電気自動車(EV)用バッテリー工場は、非常に多くの電力を必要とするため、稼働には専用のCOALプラントが必要となる。


【Natural News】2023年9月26日 イーサン・ハフ著

https://www.naturalnews.com/2023-09-26-panasonic-ev-factory-kansas-power-coal-plant.html

 

閉鎖が予定されていたカンザス州の石炭火力発電所は、「クリーン」なエネルギー貯蔵製品を製造する新しい電気自動車(EV)バッテリー工場に必要な電力を供給するため、結局は操業を続けることになった。

 


パナソニックは、すべてのアメリカ人をEVに強制的に乗せようとするバイデン政権の進行中の努力に従い、カンザスシティの小さな郊外デソトに40億ドルのEVバッテリー工場を建設した。

 

 

地元メディアの報道によれば、この工場が機能するためには200から250メガワットの電力が必要になるという。

これは小都市の明かりを維持するのに必要な電力量とほぼ同じである。

 

パナソニックは、偽大統領ジョー・バイデンのインフレ削減法から68億ドルという途方もない金額を受け取る予定だが、「クリーン」なエネルギーを作り出すためには、「汚い」エネルギーを大量に燃やさなければならず、無意味な努力であることを改めて証明している。

 

実際、パナソニックの新しいEVバッテリー施設が必要とするエネルギー量は非常に多く、工場に供給する公益事業者であるエバジー社の担当者は、カンザスシティの企業委員会で「資源十分性の観点から短期的な課題がある」と証言している。

 

別の言い方をすれば、デソトにあるパナソニックのEVバッテリー工場は、壮大なエネルギー消費量なのだ。

 

そのため、エバジー社は、ローレンスにある近隣の発電所で石炭を燃やし続けなければならないとしている。

 

 

■■ パナソニックのEVバッテリーを生産するために石炭工場を稼働させなければならないことに激怒する環境保護論者たち

 

これまでお伝えしてきたように、EVバッテリーのような「グリーン」エネルギー製品の生産に「クリーン」なものはない。

 

実際、EVバッテリーやその他のEV部品を生産することは、従来のガス自動車を製造・使用し続けることよりも、はるかに大きな環境破壊をもたらすのだ。

 

 

「15ポンドのリチウムイオンバッテリーは、1ポンドの石油と同量のエネルギーを保持する。そのバッテリーを作るには、バッテリーの材料となる鉱物を得るために、7,000ポンドの岩と土が必要だ」とカウボーイ・ステート・デイリー誌は報じている。

 

平均的なEVバッテリーの重さは約1,000ポンドである。

 

採掘と工場での加工はすべて、ガス自動車よりも多くの二酸化炭素を排出するため、二酸化炭素排出量が正味で削減されるまでには、EVは約5万~6万マイル走行しなければならない。

 

言い換えれば、バイデン政権の "グリーン "な夢物語のために、EVバッテリーやその他のEV製品工場が全米にどんどん建設されるにつれて、環境はますます破壊されることになる。

 

最近、ワシントンで連邦議員や連邦エネルギー規制委員会のメンバーの前で証言したのは、アメリカ石炭協会CEOのエミリー・アーサンだった。

 

 

「人々が話しているよりもずっと長い間、石炭が必要だということを理解している上院議員や下院議員と会いました」とアーサンは語り、「グリーン」エネルギー産業が存続するためには大量の「ダーティー」エネルギーが必要だと説明した。

 

 

人々は、エネルギー需要が増加していることを理解し始めており、このような時期尚早の(石炭火力発電所の)閉鎖は負債である。

 

サイラス・ウエスタン議員(共和党、ウィオ州選出)も、カウボーイ・ステート・デイリー誌に同じようなことを述べ、「キロワットは空から降ってくるものではない」と述べた。

 

その電気はどこからか来るはずだ。太陽光発電所や風力タービンから来るのではない。