開戦以来、徴兵の危険にさらされた20万人以上のウクライナ人男性がドイツに亡命

平和派の「ドイツのための選択肢」は、この数字は一般ウクライナ人が一刻も早い停戦を望んでいることを示していると主張している。

2023年09月08日 【編集者 REMIX NEWS】著者 トーマス・ブルック

 https://rmx.news/germany/over-200000-ukrainian-men-at-risk-of-conscription-have-fled-to-germany-since-start-of-war/


「ドイツのための選択肢」のペトル・ビストロン外交政策報道官の質問に対する連邦政府の回答文書によると、ロシアとの戦争が始まって以来、20万人以上のウクライナ人男性が自国からドイツに逃れている。

 

 

ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領は、18歳から60歳までの男性の出国を禁止しているにもかかわらず、昨年2月以来、徴兵制に直面しているウクライナ人男性計203,640人がドイツに到着している。

 

 

ドイツ連邦政府は、今年6月末時点で17万6474人のウクライナ人徴兵兵がドイツに滞在していると発表した。

 

 

「数字がはっきりと示している」

 

これに対してビストロンは、「ウクライナ人は平和を望んでいる」と述べ、AfDが「OSCEの仲介の下、ウクライナとロシアの間で即座に和平交渉を行うこと」を改めて求めた。

 

 

彼は、何十万人もの「軍人の年齢のウクライナ人」が無意味な死から逃れるためにドイツに逃れてきたと主張し、「メディアの報道によれば、さらに65万人がEUノルウェー、スイス、リヒテンシュタインにいる」と述べた。

 

 

AfD議員連盟は今年1月、連邦議会に和平イニシアチブ動議を提出し、ウクライナでの停戦交渉のために欧州安全保障協力機構(OSCE)を中心とする国際和平代表団の派遣を連邦政府に提唱するよう求めた。

 

 

AfDの創設者で名誉会長のアレクサンダー・ガウランドは、「この戦争には誰も勝つことはできない。最終的にそれを受け入れ、平和的解決に取り組んでこそ、平和の可能性が生まれる」と語った。

 

 

ビストロン自身、そのような結果を求めて昨年11月にベラルーシを訪問し、ドイツ紙『ビルト』に、ベラルーシが両国間の和平を後押しし、ドイツとベラルーシの二国間関係を改善する手助けができるかどうかを探るのが任務だと語った。