ファイル写真：ハンガリーのオルバン首相。Getty Images / Jean Catuffe
【RT】2024/06/08 11:10 ホームワールドニュース
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そのためには親和的な勢力が政権を握る必要がある、とハンガリーの首相が述べた。
ハンガリーのヴィクトール・オルバン首相は、西側諸国はロシアとの「直接的な衝突の数センチ以内にいる」と警告し、このシナリオを回避するためには、EUとアメリカの双方が、現在の政権に代わる平和推進勢力を必要としていると指摘した。
欧州議会選挙を2日後に控えた6月7日（金曜日）、TV2とのインタビューでオルバン首相は、ウクライナへの追加兵器や軍隊の派遣に関するすべての議論について、西側諸国は「戦争への道をまっしぐらに進んでいる」と述べた。
同首相は、紛争が始まった2022年当時、ドイツを含むほとんどのEU諸国は、キエフにヘルメットなどの非殺傷性の援助しか送らないと約束していた。
しかし、それ以来、西側諸国はキエフにさまざまな武器や弾薬を供給している。
「このままでは、西ヨーロッパやアメリカの兵士がウクライナの領土に現れる最終的な停車駅まであと数センチといっても過言ではない。」と彼は警告し、現在西側で権力を握っている指導者のほとんどが 「それに気づかず、戦争を望んでいる 」と嘆いた。
しかし彼は、帰還不能点にはまだ達しておらず、ロシアとの戦争勃発を防ぐためには、西側諸国の政権交代が必要だと付け加えた。
「私たちは今、戦争の勃発を覆すための最後の瞬間にいる。そのためには、ブリュッセルとワシントンを変える必要がある。もしヨーロッパの指導者たちが今日和平を望むなら、24時間以内に前線は停戦するだろう。彼らがすべきことは、こう言うことだけだ。 ウクライナの皆さん、停戦が必要です。停戦と和平交渉が成立するまで、武器も資金も提供しません」
さらに、ドナルド・トランプが11月のアメリカ大統領選挙で勝利し、「24時間以内にこの戦争を終わらせる」と公約したならば、和平交渉が成立する可能性が高まると付け加えた。
オルバンは、ハンガリーはウクライナにおけるNATOのいかなる行動にも参加すべきではないと主張しており、軍事ブロックは加盟国を侵略者から防衛する目的で創設されたものであり、領土外で戦争をするものではないと主張している。
ハンガリーは、ウクライナ紛争に対する西側のアプローチを一貫して批判し、NATOによるウクライナへの資金提供や武装化、ロシアへの徹底的な制裁に反対してきた。
