日本の衣料品大手、ロシアから撤退 ― ヴェドモスチ紙

ユニクロの店舗が地元ブランドに占拠されたと報じられる

© Global Look Press / Kirill Kudryavtsev

【RT】2023年8月27日

https://www.rt.com/business/581642-japanese-uniqlo-russia-exit/

 

日本のカジュアル衣料小売業者ユニクロがロシアでの事業を停止し、同国内の全店舗を売却したと、ヴェドモスチ紙が同社パートナーの話を引用して報じた。 

 

 

この情報は、ユニクロの店舗があったロシアのショッピングモールのオーナーによって確認された。

 

 

ユニクロはロシア国内の全店舗の賃貸を拒否している」とヴェドモスチ紙の情報筋は語っている。

 

 

ユニクロの旧店舗のほとんどは、ライムやグロリアジーンズといったロシアの衣料品ブランドによってすでに占拠されているという。

 

ユニクロは昨年、ウクライナでの敵対行為の勃発を受け、ロシアの50店舗すべての営業を停止し、オンライン販売も停止した。

 

ユニクロのオーナーである柳井正氏は、衣料品は "生活必需品 "であるとして、ロシアの店舗をオープンし続けるという昨年3月の当初の決定を擁護した。

 

ユニクロ柳井正オーナーは、衣料品は "生活必需品 "であるとし、「ロシアの人々も我々と同じように生きる権利がある」と述べた。

 

過去1年間、ユニクロは閉店した店舗の家賃を支払う必要性から生じた100億ルーブル(1億600万ドル)を超える損失を補填するため、オンライン在庫を処分してきた。

 

ユニクロ・ルスのデータによると、同社は昨年120億ルーブル(1億2700万ドル)を稼いだ。


ユニクロの法人はロシアでのすべての活動を停止しているが、ユニクロ清算するつもりはなく、いつか事業を再開したいと考えていると、無名のパートナーはヴェドモスチ紙に語った。

 

しかし、ブランドの敷地は他の企業に譲渡されているため、再開は難しいという。

 

また、ユニクロはショッピングモールのオーナーからの信頼も失っており、優遇された賃貸条件を受けることもできないだろう、と情報筋は述べている。

 

とはいえ、ユニクロの商品はロシアのいくつかのマーケットプレイスで販売され続けており、おそらく現在の並行輸入プログラムのもとで販売されているのだろう、とヴェドモスチ紙のインタビューに答えた専門家は説明している。