【トルコ】アンカラ、ロシアの天然ガス供給量の一部をルーブルで支払うことに合意

【RT】2022年8月11日

ロシアとトルコは、両国の貿易関係深化の一環として、ロシアの天然ガスの支払いの一部をルーブルに切り替えることで基本合意に達したと、トルコのエネルギー省が7月24日に発表した。

米ドルでの支払いを回避する動きは、両国にとって有益である。

ロシアは、欧米の制裁によって取引が難しくなっている米ドルを「有毒な通貨」と呼んでいる。

また、トルコが減少しつつあるハードカレンシーの準備金を保護するのにも役立つ。

先週、トルコのエルドアン大統領は、ソチでロシアのプーチン大統領と数時間にわたって会談した後、アンカラがロシアからの天然ガス輸入の一部をルーブルで支払うようになることを確認した。

両国はまた、二国間の貿易高を年間1000億ドルにすることを想定した経済協力のロードマップに署名した。

両大統領はまた、ウクライナの穀物輸出を含む広範な問題について議論した。

今月初め、プーチン大統領は、EU諸国は、トルコストリーム・パイプラインを通じてEUにロシアのガスを確実に供給しているトルコに感謝すべきであると述べた。

今回の合意は、ウクライナでの軍事作戦をめぐる西側諸国のロシアに対する前例のない制裁措置の中で行われた。

トルコはこの制裁に加わることを拒否し、代わりにモスクワとキエフの間で停戦協議を行うよう働きかけている。