【ゼロヘッジ】タイラー・ダーデン 2023年8月27日 - 午前11時00分
https://www.zerohedge.com/political/friend-or-foe-how-brics-partners-view-china
ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの首脳は、ヨハネスブルグで開催された第15回BRICSサミットで結束を示そうとしたが、このグループは、今週のイベントやその後に使われた高尚なレトリックが示唆するほど緊密なものではなかった。
南アフリカのシリル・ラマフォサ大統領は、「BRICSは、公平な世界、公正な世界、包括的で豊かな世界を構築するための努力の新たな章に着手した」と述べ、このブロックを「異なる見解を持ちながらも、より良い世界を目指すビジョンを共有する国々の対等なパートナーシップ」と表現した。
しかし、グループ内での中国の経済的優位性を考慮すると、このパートナーシップがどの程度対等なものになるかはまだわからない。
しかし、スタティスタのフェリックス・リヒターが指摘するように、ピュー・リサーチ・センターの最新の世界意識調査によると、BRICSの一部の国々では中国はかなり批判的に見られており、特にインド人は強大な隣国に対して非常に批判的な見方をしている。
インドの回答者の50%が中国を非常に嫌っており、さらに17%が中国をやや嫌っている。
両国の関係は、ヒマラヤ山脈にある2,100マイルの国境線での緊張をめぐり、数年前から悪化している。
48%のインド人は、習近平が世界情勢に関して正しいことをすると全く信頼していないと主張し、58%は国際的な政策決定をする際にインドの利益を考慮しないと答えた。
ブラジル人も中国との協力に関して同様の疑念を示した。
ブラジルの回答者の50パーセントが、中国は自国の利益を考慮しないと答えた一方で、67パーセントが習近平が世界政治の舞台で正しいことをするとほとんど信頼していないと答えた。
つまり、ブラジルの回答者の48%が中国に対して「非常に」または「やや」否定的な意見を持っており、これは2019年のわずか27%から上昇した。