南アフリカ・ヨハネスブルグのサントン・コンベンション・センターで開催された第15回BRICSサミットで、ロシアのプーチン大統領が事実上の発言を行う中、記者会見に臨む参加者たち。スプートニク / グリゴリー・シソエフ
【RT】2023年8月24日
https://www.rt.com/news/581754-brics-five-new-members/
アルゼンチン、エジプト、エチオピア、イラン、サウジアラビア、アラブ首長国連邦がBRICSに加盟すると、南アフリカのシリル・ラマフォサ大統領が発表した。
新たに加盟する6カ国は、2024年1月から正式メンバーとなる。
BRICSは現在、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカで構成されている。BRICSの拡大は、今週ヨハネスブルグで開催されたサミットの主要議題だった。
「我々は、BRICSとのパートナーシップを築きたいという他国の関心を重視している。我々は、BRICSパートナーズ国モデルとパートナー候補国のリストをさらに発展させるよう、外相たちに課した」と南アフリカ首脳は付け加えた。
BRICSは、2010年に南アフリカが加盟した際に1度だけ拡大したことがある。この加盟は何の前提条件もなく行われた。
今年のサミットの重要な目標のひとつは、新規候補国のより正式な基準について合意することだった。
来年、BRICSの輪番議長国を務めるロシアのプーチン大統領は、サミットの開催国であるラマフォサ大統領に感謝の意を表した。
「ラマフォサ大統領は、BRICSの拡大に関して...あらゆる立場を調整する素晴らしい外交手腕を発揮した」と述べた。
BRICSは、欧米主導の国際機関に代わる国際機関であり、多極化しつつある世界をよりよく反映したアプローチであると自負している。
加盟国は、アメリカとその同盟国が、ソ連崩壊後に享受した一極集中の時に、その地位を乱用したことを非難してきた。
西側の影響力が弱まるなか、BRICSの指導者たちは覇権的な立場を守るため、ドルなど自分たちの支配下にあるツールを活用したとBRICS加盟国は主張している。
サミットの参加者は、BRICSの影響力は今後も拡大し続けるとの自信を示した。
BRICSは、世界のあらゆる地域が代表され、そのアジェンダに影響力を持つよう、その加盟政策にバランスの取れたアプローチを維持しようとしている。