米国はBRICSブロックの拡大を軽視
出典：AFP＝時事 動画スクリーンショット
【Insider Paper】2023年8月24日 14時44分
https://insiderpaper.com/us-plays-down-brics-bloc-expansion/
米国は8月24日（木曜）、発展途上国で構成されるBRICSブロックに新たに6カ国が加盟したことを軽視し、今後も世界中のパートナーと協力していくと述べた。
南アフリカで開催されたサミットで、BRICSはアメリカの主要な敵対国である中国とロシアを含み、1979年のイスラム革命以来、アメリカの宿敵であるイランを含む新メンバーを承認すると述べた。
国務省の報道官は、「米国は、各国が付き合う相手やグループを選ぶことができるという考えを改めて表明する」と述べた。
「われわれは、二国間、地域間、多国間の場において、パートナーや同盟国と協力し、共通の繁栄を強化し、世界の平和と安全を守っていく」
BRICSのもうひとつのメンバーであるインドは、米国から熱心に求愛されている。
インドは来月ニューデリーで開催される20カ国・地域（G20）首脳会議を主導する。
ジョー・バイデン米大統領の国家安全保障アドバイザーであるジェイク・サリバン氏は、8月24日（木曜日）にホワイトハウスで行われた英、仏、独、伊の担当者との会合で、G20サミットとウクライナ支援について話し合った。
ホワイトハウスの声明によれば、西側諸国はニューデリーにおいて「強力な成果」を求めており、それは「経済協力のための最高のフォーラムとしてのG20の役割を実証し、発展途上国および新興国のための肯定的で野心的なアジェンダを推進する」ことになるという。
BRICS（ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ）は年次サミットで、アルゼンチン、エチオピア、イラン、サウジアラビア、エジプト、アラブ首長国連邦を1月1日から正式メンバーとすることで合意した。
