カナダ、ウォルマート、ヒューゴ・ボス、ディーゼルによるウイグル人強制労働疑惑を調査

US widens blacklist of firms over Uyghur forced labor concerns

米国、ウイグル人強制労働問題で企業のブラックリストを拡大出典:日本経済新聞 Pixabay

【Insider Paper】AFPA 2023年08月24日 18時20分

https://insiderpaper.com/walmart-hugo-boss-diesel-used-uyghur/

 

カナダの企業監視当局は8月24日(木曜)、ウォルマートWalmart)、ヒューゴ・ボスHugo Boss)、ジーンズメーカーのディーゼルDiesel)が中国の少数民族ウイグル族の強制労働を利用していたとの疑惑をめぐり、調査を開始した。

 

 

この発表は、責任ある企業のためのカナダ・オンブズパーソン(CORE)が先月開始した、ラルフ・ローレン、ナイキ、カナダの鉱業会社ダイナスティ・ゴールドに対する同様の調査に続くものである。

 

 

28の市民団体からなる連合は昨年、ウォルマートヒューゴ・ボスディーゼルの3社が、ウイグル人の強制労働に関連した工場を持つ中国のサプライヤーを使用しているとして、同監視機関に苦情を申し立てた。

 

3団体ともこの告発を否定し、オンブズパーソンによる予備的評価への参加を拒否した。

 

 

オンブズパースンのシェリー・マイヤーホッファー氏は声明の中で、"我々はこの申し立てについて調査を開始する "と述べた。

 

権利擁護団体によれば、100万人以上のウイグル人やその他の主にイスラム教徒の少数民族が、中国西部の新疆ウイグル自治区にあるいわゆる再教育キャンプに収容され、強制労働を含む数々の虐待を受けているという。

 

 

カナダを含む西側諸国の議員は、新疆ウイグル自治区での弾圧をジェノサイドと呼び、国連人権高等弁務官は、ウイグル人に対する扱いを人道に対する罪と呼んでいる。

 

北京はこの非難を否定し、施設は過激主義を抑制するための職業センターだと説明している。