ロシアはNATOと対立する準備ができている - プーチン

モスクワは欧米主導のNATOとの対立を望んでいないが、どのような結果にも備える用意があるとロシア大統領

ロシア・サンクトペテルブルクで開催されたロシア・アフリカ・サミットでの会合に臨むプーチン大統領(2023年7月28日撮影) © AP / Alexander Ryumin

【RT】2023年7月29日

https://www.rt.com/russia/580528-russia-is-ready-for-confrontation/

 

ウラジーミル・プーチン大統領は7月29日(土曜日)、記者団に対し、ロシア軍とNATO軍が直接対決する可能性についてコメントし、「ロシアはいかなるシナリオに対しても常に準備ができている」と述べた。

 

 

大統領は、シリアで最近起きたロシア軍機とアメリカ軍機のニアコリジョンについての質問に答えた。

 

「誰もそんなことは望んでいない」と大統領は付け加え、ロシアとアメリカの将校が "いかなる危機的状況 "についても直接話し合うことを可能にする既存の紛争予防ラインを指摘した。

 

このラインがまだ機能していることは、どの側も紛争に関心がないことを示している、と大統領は付け加えた。

 

「もし誰かがそれを望むなら、それは我々ではないのだが、その時は我々は準備ができている」とプーチンは付け加えた。

 

ロシア軍は2023年初頭から、自軍の航空機と米軍主導の連合軍の航空機が関与した危険な事故を合計23件報告していると、ロシア・シリア和解センターの責任者であるオレグ・グリノフ提督は述べた。

 

ほとんどの事件は7月に起こったと彼は付け加えた。

 

11のケースで、ロシアのパイロットが西側の兵器システムの標的にされたことを記録している。

 

アメリカ主導の連合軍によるこのような挑発行為は、囮の照明弾を放つ機上防衛システムの自動的な作動につながった、と提督は記者団に語った。

 

モスクワはまた、特にウクライナ紛争が続く中、ロシアとNATOが直接衝突する危険性について、ワシントンとその同盟国に繰り返し警告してきた。

 

西側諸国がキエフに武器を供給し続けることは、敵対行為を拡大し、西側諸国の支援者に紛争により深く関与することを強いるだけだとロシアは主張している。