イスラエルの敵、司法改革抗議デモにほくそ笑む...…しかし、イスラエルの神は眠りもしない
ネタニヤフ首相
【Harbingers Daily】 エリック・スタケルベック著 2023年7月28日
以前のような大規模な抗議行動ではないが、人々はまだ街頭にいる。
イスラエルの原子力科学者たちは、司法改革に反対するため、仕事をボイコットすると表明しており、イスラエル国防軍の何千人もの予備役も同じ理由で出頭を拒否している。
イスラエルが内部分裂状態にあることは間違いない。
このような事態は、ユダヤ教の両神殿の破壊を記念する「アヴの9日」の記念日に起こっている。紀元前586年に破壊された第一神殿(ソロモンの神殿)と、イエスが教えを説き、両替商を追い出した第二神殿(ヘロデの神殿として知られる)は、紀元70年にローマ帝国に破壊されたが、ヘブライ暦の同じ日に終焉を迎えた。
この日はユダヤ暦で最も暗い日であり、イスラエル国民が私の記憶ではいつにも増して分裂している時である。
思えば、ローマ軍がエルサレムを包囲した第二神殿破壊のとき、ローマ軍が城門に迫っていた神殿の山ではユダヤ人の内戦が起きていた。
今年のアヴの9日は、あらゆることが起こっている興味深いタイミングであり、世界で唯一無二のユダヤ人国家の内部分裂をほくそ笑んでいるイスラエルの敵にとっては、不穏なタイミングであることは間違いない。
イラン政権から始めよう。
驚いたことに、イスラエル最大の敵であるイランは先週、IRGCのクッズ部隊のメンバーとハマスの指導者たちを非公開の場所に招集し、イスラエルで進行中の政治的混乱と分裂をどう利用するかを議論したと報じられている。
報道によれば、彼らの決断は、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相をいかに弱体化させるか、その成り行きを見守るというものだった。
イラン、ハマス、そしてもちろんヒズボラは、もし彼らが介入し、分裂を利用すれば、ビビは共通の敵に対して国を結集し、団結させることができるかもしれないと言っている。
イスラエル国防軍やイスラエルの指導者たちと話をすれば、彼らは現在の分裂を認めながらも、それが活気に満ちた自由な民主主義と開かれた社会の証だと言う。
一日の終わりには、どんなに分断されていても、おそらく1948年の奇跡的なイスラエル国家の再生以来、いつにも増して分断されていても、外部からの脅威が集まれば、いざというときには団結するだろうと言う。
イラン、ヒズボラ、ハマスが弱さを嗅ぎつけ、本気になるからだ。
ここ数カ月、イランとその代理人たちは、イスラエルとの対決をより大胆かつ大胆に模索している。
ヒズボラは数カ月前にイスラエル北部で爆破テロを計画し、レバノン国境を越えてユダヤ国家に侵入することを大胆になりつつある。
週間ほど前、ヒズボラのエリート戦闘員がイスラエルとレバノンの国境を平然とパトロールしていた。
7月25日(月曜日)は、いわゆる「合理性法」が可決された大事な日だった。
司法改革の最初の法案だった。
街頭では大規模な抗議デモが起こった。
イスラエルの野党はクネセットの採決をボイコットした。厳しい一日であったことは間違いないが、法案は可決された。
ネタニヤフ首相は、イスラエルの司法は権力を持ちすぎ、左翼的で、保守派に偏っていると考え、このような法案をさらに可決する計画を持っている。
彼らはそれを変えようとしているのだ。
ヒズボラの指導者であるセイエド・ハッサン・ナスララは、イランの代理人の一人だが7月25日(月曜日)、イスラエルは「崩壊、分裂、消滅の道を歩んでいる」と語った。
もう後戻りはできない、イスラエルは内部から自らをむしばみ、引き裂こうとしている、と。
ナスララの言葉を借りれば、最初の司法改革法案が可決された日はイスラエルの歴史上最も暗い日であり、それはユダヤ国家の終焉を早めるものだと考えているからだ。
イスラエルはどこにも行かない。
イスラエルの民は、決して根こそぎ奪われることなく、先祖代々の祖国に戻ってきたのだ。
神の言葉は、そのことを隅から隅まではっきりと述べている。
イスラエルは非常に厳しい時を過ごしており、多くの意味で、これから先、状況はさらに厳しくなると預言は告げている。
この先、でこぼこ道が続くかもしれないが、イスラエルは生き残り、イスラエルは繁栄する。
イスラエルの神は眠らない。
イランの敵が、自分たちには絶好のチャンスがあると自慢し、自信を示していることについて論じる際には、このことを言及しなければならない。
しかし、一日の終わりには、全能の神が何かおっしゃるだろう。