ライバルのサウジアラビアとイランが、スウェーデンとデンマークで起きた一連の事件を結束して非難
写真:バグダッド: デンマークでのコーラン焼却に抗議するバグダッドの人々 © Murtadha Al-Sudani / Anadolu Agency via Getty Images
【RT】2023年7月25日
https://www.rt.com/news/580249-muslim-world-quran-burnings/
イスラム教徒が多数派を占める国々は、デンマークとスウェーデンの政府が、首都での抗議活動中にコーランの焼却を繰り返し許可したことに怒りをあらわにして批判している。
イスラム教の聖典が踏みつけられ破壊された最新の事件は、7月24日(月曜日)にコペンハーゲンで起こった。
トルコは、「デンマークの愛国者」と呼ばれる超国家主義グループによってイラク大使館前で行われたこの抗議行動を非難した。
トルコ外務省は、デモ隊の行動を「我々の聖なる書物に対する卑劣な攻撃」と呼び、デンマーク当局に「このような非道な行為を防ぐために必要な措置をとる」よう求めた。
バグダッドは、7月24日(月曜日)の焼却と、先週7月21日(金曜日)に行われた同じグループによる前回のデモの両方を非難した。
「これらの組織的な行為は、社会をテロと憎悪の感染にさらし、平和的共存を脅かす」とイラク外務省は7月24日(月曜日)の声明で述べた。
先週のコペンハーゲンでのイベントは、デンマークの愛国者たちがフェイスブックでライブストリーミングしたもので、バグダッドでは大規模な抗議デモを引き起こした。
いくつかの欧米大使館があるグリーンゾーンへの橋は7月22日(土曜日)に封鎖され、政府によって警備が強化された。
デンマークの外交職員は同日バグダッドを離れたと、イラク大使館は7月24日(月曜日)に報じた。デンマーク大使館は夏季休暇のため閉鎖されたと発表したが、職員の引き揚げは否定した。
その数日前、バグダッドのスウェーデン大使館は、ストックホルムのイラク公館前でコーランが燃やされたデモに抗議する怒れるデモ隊に襲撃された。
これに対してイラクはスウェーデン大使を追放し、駐イラク代表を呼び戻した。
同じくイスラム教徒が多数を占めるアルジェリアは7月24日(月曜日)、デンマーク大使とスウェーデン代理大使を召還し、一連の 「不道徳で野蛮な行為」に対して正式に抗議した。
サウジアラビアは、デンマークで今回の事件が起こる前の7月23日(日曜日)に、コーランの冒涜は "宗教間の憎しみと暴力を煽っていると非難声明を発表した。
リヤドの長年のライバルであるテヘランも同じ立場をとっており、イラン外務省は7月23日(日曜日)にデンマーク大使を召喚したと伝えられている。
声明は、「世界のどこでもイスラムの聖域を汚すいかなるものに対しても」非難を表明した。
ヨーロッパにおける政治色の強いコーラン焼却事件に対するイスラム教徒の批判は、犯人は憎悪を煽るために表現の自由を濫用しているとしている。
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(私のコメント)
昨今、何でも事件をつくって焚きつけている悪行を行っている団体がいると思います。
市民が行ったりしないと思います。
カネを持っていてそれを煽っている者たちが、世界中で起きていると思えます。
人為的にやっているものばかりで、外から集められた者たちは中の市民とは違う者たちだと思えます。