トルコ：スウェーデン、フィンランドとのNATO主要国会合を怒りのうちにキャンセル

【Zero Hedge】BY:タイラー・ダーデン　2023年1月25日

予想通り、トルコは1月25日（水曜）、スウェーデン、フィンランドとのNATO加盟交渉の無期限延期を発表した。

トルコ国営放送TRTが外交筋の話として報じたところによると、2月にブリュッセルで大規模な会談が行われる予定だったが、これが大幅に中止された。

NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長がこの会談に出席することになっており、予定では両国はNATO加盟の承認に非常に近づいていると広く認識されていた。

エルドアン大統領自身は1月23日（月曜日）、特にスウェーデンに怒りをぶつけ、週末にストックホルムのトルコ大使館前で極右活動家がコーランを燃やすのを許したとしてスウェーデン当局を非難した。

エルドアン大統領は、スウェーデンは「テロリスト」の侵入を許しているのだから、トルコのNATO加盟への支援はもはや期待すべきではないと率直に述べた。

トルコはまた、北欧諸国がトルコ国家によって禁止されているクルド人グループの取り締まりに失敗したことに深い不満を表明している。

トルコの怒りが収まらない中、フィンランドのペッカ・ハーヴィスト外相は、再評価のために外交的な「時間稼ぎ」が必要だと述べた。

同時に、フィンランドは、スウェーデンと共同でNATO加盟を目指す可能性を示唆している。