2023年7月22日【TLBスタッフ】
■ER編集部 :この記事が経済レベルで考慮に入れていないのは、プランデミックの悲惨な鎖国政策である。
プランデミックは、労働者階級や中間層から企業エリートへと1兆ドル以上の富の移転をもたらし、多くの豊かな国に影響を与えた。
これら2つの2021年の報道を参照:
(ニューズウィーク誌)史上最大の富の移転が、中間層からエリート層へと進行中
オピニオン
(フォーブス誌)アメリカの億万長者たちは、コヴィド19パンデミックの間にどれだけ稼いだか?
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トリナ・バンダラス、フランス・ソワール紙
第四の世界- 欧州委員会の基準によれば、ヨーロッパ人の10分の1近くが「まともな」食事をしていない。
この結果は、EU全域で貧困にあえぐ人々の状況がますます不安定になっていることを明らかにしている。
ユーロスタットが発表したばかりのデータによると、国民の8.3%が1日おきに肉や魚を含む食事をとる余裕がなく、これは2021年より1ポイント、2019年より1.5ポイント多い。
全人口の22.1%が1日おきに十分な食事を摂れていないルーマニアが最も多く、次いでブルガリア(21.6%)、スロバキア(15.6%)、ハンガリー(13.9%)と続く。
逆に最も低いのはアイルランド(1.4%)、キプロス(1.5%)、オランダ(2.1%)である。
一方スペインは、2021年より0.7ポイント多い5.4%で、依然として欧州平均を下回っている。
■■ 不安定な状況にある家庭の増加
年齢層別、家族状況別にみると、自給自足が困難な人の割合は、子どもが1人の母子家庭(7.4%)、65歳未満の単身者(7.5%)、特に大人2人に扶養する子どもが3人以上いる世帯(8.6%)に多い。
欧州委員会統計局が提供した、貧困ライン(平均賃金の60%以下の所得)に達していると考えられる家庭の貧しい食生活に関するデータは、さらに顕著な違いを示している。
この場合、ブルガリア(44.6%)、ルーマニア(43%)、スロバキア(40.5%)が最も高い割合を示しているが、ドイツ(24%)、フランス(24.5%)、ギリシャ(32.3%)など、他の国では心配なほどその割合が増えている。
スペインは12.7%にとどまり、EU平均(19.7%)を下回っている。
■■ 2020年戦略の失敗
欧州委員会は2020年戦略において、貧困ライン以下で暮らす欧州人の数を25%削減し、2020年までに2,000万人以上を社会的排除から脱却させるという共通目標を導入した。
この試みは失敗に終わったが、ブリュッセルは、欧州の社会的権利の柱に関する行動計画の下、遅くとも2030年までに1,500万人(500万人の子供を含む)を達成するよう各国に求めた。
ウクライナ戦争は昨年、食糧市場に大きな影響を与えた。
EUにおける年間インフレ率は最高レベルに達し、EU域内の食品およびノンアルコール飲料の価格は平均11.9%上昇した。
消費者団体によれば、スーパーマーケットも生産コストの上昇を消費者に転嫁するために値上げを行ったという。
EU加盟国の多くでは、2022年にフードバンクを求める人の数が記録的なものとなった。