暴徒がスイスの街を暴れまわる

隣国フランスの騒乱に触発されたと見られる7月1日(土)の騒乱で、ローザンヌでは7人が逮捕された。

ファイル写真 Philipp Schmidli / Getty Images

【RT】2023年7月3日

https://www.rt.com/news/579080-riots-switzerland-lausanne-france/


7月1日(土曜日)の夕方、ローザンヌの繁華街で暴動が発生し、スイス警察は7人を逮捕した。

 

この事件は、隣国フランスで大規模な騒乱が続いている中で発生した。

 

 

ローザンヌ警察はプレスリリースで、100人以上の若者が市街地に集まり、店の窓ガラスやドア、看板を破壊したと述べた。

 

暴動を鎮圧するために約50人の警官が出動し、暴徒たちは投石や少なくとも1つの火炎瓶を投げて応戦した。

 

 

■■ 負傷者の報告はない。

 

 

隣国フランスの当局は、暴動の5日目の夜、暴力の波は減少しているようだと主張している。内務省は7月2日(日曜日)の朝、一晩で719人が拘留されたと報告した。

 

パリの南に位置するL'ハイ-レス-ローゼスコミューンでは、暴徒が地元市長の車に放火し、自分たちの車を彼の家に突っ込んだ。

 

暴徒は市長の車に放火し、市長の家に自分の車を突っ込んだ。女性は負傷し、病院で治療を受けている。


地元検察当局によると、この暴行事件に関して殺人未遂の捜査が開始された。

 

また、ソーシャルメディア上では、暴徒が軍用銃器らしきものを所持している未確認映像が出回り始めている。

 

エマニュエル・マクロン仏大統領は、騒乱が続いているため、予定していたドイツ訪問を延期した。

 

一方、英国を含む欧州の数カ国は渡航勧告を出し、暴動が起きている地域への渡航を避けるよう勧告している。

 

暴動は7月3日(火曜日)の夜、パリ郊外のナンテールで始まった。

 

交通違反の取り締まり中に、警官が17歳のピザ配達ドライバー、ナヘルMを射殺したのだ。

 

地元検察はすぐに発砲した警官を逮捕・起訴したが、抗議行動は全国に広がり、ますます暴力的になるのを止められなかった。