カナダの失業率、9か月ぶりに上昇

Canada unemployment rises for first time in nine months

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【Insider Paper】AFP通信2023年6月9日 11時26分

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カナダでは5月に1万7000人の雇用が失われ、失業率が数カ月ぶりに5.2%に上昇したと、国家統計局が6月9日(金曜日)に発表した。

 

 

ここ数カ月間、雇用が堅調に伸びていただけに、この純雇用減は驚きである。昨年9月以来、約40万人の新規雇用が創出されていた。

 

 

デジャルダンのアナリスト、ロイス・メンデス氏は、「長い間、突出した雇用の増加が続いた後、5月に雇用は明らかに荒波に見舞われた」と述べている。

 

 

カナダ統計局によると、失業者のほとんどはフルタイムと自営業者だった。

 

 

 

カナダ統計局によると、ビジネス、建築、その他のサポートサービス(-31,000人)、専門、科学、技術サービス(-13,000人)の雇用者数が減少したそうだ。

 

しかし、製造業(13,000人増)、「その他のサービス」(11,000人増)、公共事業(4,200人増)では雇用が増加した。

 

メンデス氏は、5月に0.4%減少した総労働時間について「醜い印象を受けた」とし、「労働者にとって唯一まともな読みは、年率5%を超えるペースで推移している賃金数字にある」とコメントした」

 

RBCのアシスタント・チーフ・エコノミスト、ネイサン・ジャンゼンは、7月の次回利上げ発表までにさらなる経済データの発表が予定されていると指摘した。

 

カナダ銀行は、3月に主要国の中で初めて、インフレ対策のための最近の積極的な金融政策を一時停止した後、今週、主要貸出金利を4.75%に引き上げるために傍観を決め込んでいた。

 

これは、金利が記録的な低水準にあった2022年6月に始まった数回の連続利上げに続くものだ。

 

「時間が経つにつれてデータ発表が軟調になると引き続き予想している」とジャンゼンはリサーチノートで述べ、「7月の再利上げ計画をひっくり返すには、おそらくさらなる下振れサプライズが必要になるだろう」と付け加えている。