ドイツが不況に陥る中、ポーランドはGDP成長率で欧州の他の国々を引き離している
2023年06月02日 【リミックスニューススタッフ】
https://rmx.news/article/poland-has-the-highest-rate-of-gdp-growth-in-europe-also-tops-china/
OECDが発表した2023年第1四半期のデータによると、ポーランドはGDP成長率で欧州のリーダーであり、ポーランド政府にとっては歓迎すべきニュースだろう。
ポーランドのGDPは2022年第4四半期を3.8%上回り、予想を上回った。
ポーランドのGDP成長率は、OECD加盟国の平均値0.4パーセント、EU加盟国の0.2パーセント相当値を上回った。ポーランドの報告数値は OECDが34カ国を対象に行った調査では、ポーランドが3.8パーセントの成長率で首位に立っている。
2位は中国で2.2パーセント、3位はポルトガルで1.6パーセントだ。
コロンビアは1.4パーセント、フィンランドは1.1パーセント、メキシコは1パーセントの成長率を記録した。
その他の調査対象国は、いずれもGDP成長率が1%未満を記録した。
ポーランドのニュースサービス「PAP」によると、専門家は、ポーランドの成功の背景には、投資による良好な結果があると指摘している。
投資によって個人消費の低迷が克服されただけでなく、輸出ブームが続いた結果、国際収支がプラスになったと指摘する。
ポーランドは今回も、2四半期連続でGDPが減少するリセッション(景気後退)に陥ることを回避することに成功した。
■■ ドイツ、左派政権で景気後退に陥る
6月1日(木曜日)には、ポーランド経済にとってさらに良いニュースがあった。
ユーロスタットの4月の統計によると、ポーランドはヨーロッパで最も失業率が低く、2.7%である。
これとは対照的に、隣国のドイツは最近不況に陥り、保守派の「ドイツのための選択肢」(AfD)党は、同国の左派リベラル政権と対ロシア制裁支持を非難している。
「私は、ここの政府に座っている人たちが、これが実際にどういうことなのか、ドイツの産業構造まで理解しているのかどうか、確信が持てない。明らかに、そうではありません。個々の製油所だけではありません。バリューチェーンやサプライチェーン全体が影響を受けるのです。そして、すべての雇用に影響します」
AfDの議会派閥のリーダーを務めるアリス・ヴァイデルは、次のように語っている。
「ここには教育の問題がある。それは(ドイツの)政府の中にある。人々はもはや、産業立地としてのドイツの次元を評価することができない。それが基本的な問題だ。ガスや石油の禁輸に同意すれば、店ごと閉鎖することができる。(制裁は)ロシアにとっては膝に一発だが、ドイツにとっては両膝に二発だ」