【Natural News】2023年5月23日(火) 記:イーサン・ハフ
https://www.naturalnews.com/2023-05-23-ceo-openai-ai-robot-security-guard-bartender.html
ChatGPTのメーカーであるOpenAIが出資するAI企業、1XのCEO兼創業者であるバーント・ボーニッチ氏は、今年4月から同社の人型ロボット「EVE」が2つの産業現場で警備員として働いていることをメディアに明かした。
ボーニッチ氏によると、人型EVEプロジェクトは「思ったより順調に進んでいる」という。
頭、顔、2本の腕があり、実際の人間のロボットと同じように自律的に動くことができるデザインになっている。
プロジェクトは非常に順調で、毎月10台もの新しいイーブイロボットが1X社によって生産されている。
目標は、このヒューマノイドデバイスをあらゆる産業に導入し、人間の労働力を代替することだ。
OpenAIからの2350万ドルの出資により、人型EVEロボットはすでにノルウェーとダラスの現場をパトロールしている。
何か問題が起きれば、人間の1X社員がバーチャルリアリティを通じてアンドロイドの体に「入り」、命令に応じて別のことをさせることができる。
「まるで自分がそこにいるかのように、一瞬でその場にいることができる」と、ボーニッチはこの技術について自慢する。
「人手不足の問題を解決したい」という壮大なビジョンがあります。
どうすれば解決できるかは見えているが、多くのデータが必要だ。
■■ 5年後、AIロボットが人手不足のギャップを埋める
今後5年間で、何百万もの人間の仕事がすぐに人型EVEロボットが代わりに仕事をするようになるため、人手不足がなくなる「まったく違う社会」をボー二ッチは想定している。
AIロボットが人間の役割を代行する分野として、ボーニッチが想定しているのは高齢者介護施設です。
高齢者の世話をする実際の人間の代わりに、魂のない人型EVEロボットが薬を配り、スプーンでスープを与え、ベッドパンを掃除するようになる。
「労働力の不足を考えず、あらゆる製品やサービスに変換できる持続可能なエネルギー創造を実現する、まったく異なる社会が到来すると思います」とボーニッチは認めている。
「5年以内に、あるいはこの10年以内に、そこに到達できるかもしれません。エキサイティングな未来になることでしょう」。
人間離れしたロボットは、すでに数年前からセキュリティ・パトロールとして活躍している。
カリフォルニアに本社を置くナイトスコープ社が製造した卵型のロボット「K5」や、スタートアップのアセント社が製造した2輪ロボットも、スイス中の鉄道の発着所で警備パトロールとして活躍している。
1Xが成功すれば、AI技術を搭載した、より人間に近いこうしたロボットが、武漢コロナウイルス(コビッド-19)の「パンデミック」による大量殺戮の影響もあって、誰もいないまま残された空きポジションをすべて引き継ぐことになるだろう。
「前世代のアンドロイドは、研究室では機能したが、現実の世界では機能しなかった」と、ボーニッチは、ナイトスコープやアセントが製造する他の品種よりも高度な、自社のAIロボットについて語った。
「私たちの警備員で、現実の問題を解決し、より質が高く、より手頃なサービスを提供しているのです」
ボー二ッチは、他のもののように単なる「ギミック」ではなく、1Xの人型AIロボットEVEは、現在人間が行っている仕事の多くを実際に行うことができるようになると言う。
「警備から始めるのは理にかなっている」と彼は言う。
「最もタスクが少ないからです。あなたがすることはすべて、システムを訓練するのに役立ち、そのタスクがよりうまくできるようになります」