写真:Joshua Hoover Joshua Hoover
【National File】by:カレーン・マクエ 2023年2月21日
イリノイ州ではこのほど、州内の60校で、2022年に数学か読解のどちらかで習熟している生徒がゼロだったという衝撃的な分析結果が明らかになった。
ワイヤーポインツによる州データの分析によると、23校(うち18校はシカゴに所在)は、2022年にいずれかの科目で学年レベルの習熟度を示す生徒がゼロだったそうだ。
また、イリノイ州の7校では、読解のみで習熟した生徒がゼロとなり、30校では、数学のみで習熟した生徒がゼロとなった。
全国の学区でパンデミックによる閉鎖や遠隔学習が生徒に与える影響を検証している中で、この衝撃的な報告がなされた。
昨年12月に発表された報告書によると、ほぼ全国的なロックダウンの後、全国的に標準化テストのスコアが史上最大の前年比減少に見舞われたとのことだ。
この大幅な落ち込みを受け、民主党の中にも党派を超え、ロックダウンの悲惨な影響に疑問を呈する議員がちらほらと出てきた。
イリノイ州選出の上院議員ウィリー・プレストンは、シカゴのサウスサイドを選挙区としているが、フォックスニュースとの最近のインタビューで、ロックダウンはシカゴの教育の質の低下の原因であると非難した。
「これはコビッドの時に取った政策の副産物だと思う」とプレストンは2月20日(月曜日)にフォックスニュースに語った。
「これは非常に深刻な問題であり、父親として、議員として、私は熱心に取り組むつもりです」。
シカゴの分析は、ボルチモアの公立学校を調査した結果、同じような厄介な結果が明らかになった数週間後に行われた。
ボルチモアでは、23の公立学校で、2022年に数学の学年レベルの習熟度に達している生徒がゼロだった。