AIロボットに職を奪われる声優たち - 次はあなたの仕事?

   

2023年02月09日(木) 【Natural News】BY: イーサン・ハフ

https://www.naturalnews.com/2023-02-09-voice-actors-losing-jobs-to-ai-robots.html#

 

人間ベースのエンターテインメント産業は淘汰され、人工知能(AI)主導のロボットベースの新しいエンターテインメント産業に取って代わられるのだろうか?

確かに声優の場合はそうなりそうだ。

 

 

複数の有名俳優や業界擁護団体が、AIによる声優マッチングが大きく進展していることにパニックを起こしている。

 

これは、本物の人間の声を模倣することができるコンピューターロボットを使用するもので、誰もその違いを見分けることができない。

 

もしロボットが、あなたの好きな声優と同じように聞こえるようにプログラムできるなら、制作会社は本物の声優の代わりにロボットを使い、その過程でたくさんのお金を節約できるに違いない。

 

これこそ、世界中の高給取りの声優が最も恐れていることだ。

 

イレブンラボスという会社は最近、「教育、ストリーミング、オーディオブック、ゲーム、映画、そしてリアルタイムの会話において、オンデマンドの多言語音声サポートを実現する」ことができる新しいソフトウェアプログラムのベータ版を公開した。

 

一度ベータ版を出せば、このソフトウェアプログラムは、人間の声優に永遠に取って代わるかもしれない。

 

声優は現在、契約書に細心の注意を払わなければならない。

契約書の多くに、自分の声の権利を事実上放棄し、合成されたAIロボット・コンピューターに渡すという条項が含まれているからだ。

 

このプロセスの仕組みについて、RTは「合成された声のバージョンは明らかに生成され、時には俳優が追加の報酬を受け取らないこともある」と説明している。

 

4chanのメンバーがAIロボットを使って有名俳優にアドルフ・ヒトラーの「我が闘争」を読ませた。誰もその違いを見分けられなかった。

 

本物からAIが生成した音声を作るには、10~60分の人間の音声を録音し、それを合成レプリカに変換するだけでよいことが多い。

 

これを元に、どんな言葉でも入力すれば、その合成レプリカが本物の人間のように声を出すことができるのだ。

 

ゲームやアニメの声優として活躍するチョ・ソンウォン氏は、こうした新しいAIロボットによってキャリアが脅かされていると嘆く。

「演技を生成することが本物の人間の演技と同等だというのは、技術に対して失礼な話です」。

 

チョの同僚の一人であるフリーダ・ウルフも彼に同意している。

彼女は、実際の声優が台本の一部を読むのを拒否した場合など、不誠実なクライアントがいつでもこのような技術を利用できるようになったと警告している。

 

声優の契約書に隠されている権利放棄条項について、全米声優協会会長兼創設者のティム・フリードランダーは、「混乱させ、あいまいにする」ことが多いと言う。

 

その結果、多くの声優がこれらの条項を見逃してしまい、うっかりAIロボットに音声の権利を渡してしまうことになるのである。

 

 

AIによる声優の買収について書かれた記事に、あるコメンテーターが、「俳優がまったく不要になる日も近い」と書いている。

 

遠くない将来、スーパーインポーズ画像とAI駆動のナレーションによってスクリーン俳優も代替されるかもしれない。

 

 

「電話もビデオ通話も "本物 "として信用されなくなる」とも書いている。

「直接でなければ、何もリアルではない」。

 

「間違いなく、これで0.1%の人たちが以前よりさらに金持ちになるだけだ」と、他の誰かが会話に付け加えた。

 

「デジタルでクローンを作られる前に死ねてよかったよ。なんて世の中なんだ。太陽フレアでみんな死んじゃえばいいのに」。