北京市東南区で火葬場が乱立、毎日150体の遺体を焼却

   

2022年12月18日、中国・北京でCOVID-19の案件を扱う市内に複数ある火葬場・葬儀場の1つ「東郊」で、霊柩車から保管容器に積み込まれる棺桶。(ゲッティ イメージズ)

 

【Zero Hedge】by: タイラー・ダーデン 2022年12月26日
Authors by Sophia Lam via The Epoch Times,

https://www.zerohedge.com/covid-19/crematory-overrun-beijings-southeastern-district-burning-150-bodies-daily-reports

 

北京青年報12月22日(木曜日)によると、北京市通州区の火葬場が、非居住者の遺体に対する制限を発表した。

 

火葬場は「火葬設備を維持」しなければならず、区の住民票を持たず、区外の病院で死亡した人の遺体を毎日最大20体まで受け入れると、火葬場が掲示した通知には書かれている。

 

通州区民政局は12月22日、北京青年報の取材に対し、火葬する遺体が増えたため、区の火葬場が手一杯になったと語った。

 

「かつて、通州火葬場の1日の仕事量は約40体だった。現在、従業員は毎日140~150体の遺体を火葬するために残業しなければならない」と国営メディアは書き、従業員の一部がCOVIDに感染したため、火葬場は人手不足に陥っていることを付け加えた。

 

 

■■ 待ち時間7日

 

海外メディアも、火葬場の過密な運営を報じている。

北京の馬場上火葬場で働く職員の林氏は12月14日、エポックタイムズの取材に対し、「毎日とても忙しい、こんなに忙しいのは初めてだ」と語った。

 

通州斎場で働く職員の劉さんは、先にエポックタイムズ中国語版の取材に応じた際、火葬の待ち時間は7日間で、告別式は中止されたと話した。

 

ロイターは12月21日(水曜日)、火葬を待つ「約40台の霊柩車の安定した行列」と通州斎場の「駐車場が満杯」と報じた。

 

北京市内の他の葬儀社や火葬場も12月中旬以降、火葬の待ち時間が5日~11日という超多忙な状態が続いているという。

 

北京の火葬場が圧倒的に多いのとは逆に、中国国家衛生委員会は12月22日、北京のCOVID患者数は計550人と発表した。この日の死亡者はゼロと発表している。

 

人口密度の低い中国東北部遼寧省では、省都瀋陽で火葬の待ち時間が2日以上と言われている。

 

そのため、住民は火葬や葬儀のために高い費用を払い、より離れた県の葬儀場で愛する人を火葬するなどの回避策を取らなければならない。

 

この矛盾した数字は、新型インフルエンザの発生時期が早まったのではないか、より深刻な状況になっているのではないかという疑念を引き起こす。

 

ラジオ・フリー・アジア(RFA)は12月19日、北京の政治・法律システムの高官を引用して、北京の医療システムで大規模な感染症が発生していると報じた。

 

この中国高官は、10月に首都で開催された中国共産党第20回全国大会の安定維持のため、北京は深刻な疫病を隠蔽したという。

 

ロイター通信によると、WHOのマイク・ライアン非常事態局長は12月14日、ジュネーブでの記者会見で、COVIDゼロ措置解除のずっと前から、中国ではウイルスが「集中的に」広がっていたと述べたという。