英軍が欧州のエネルギー安全保障を損ねる作戦に参加したとモスクワが主張
© Handout / SWEDISH COAST GUARD / AFP Japan
【RT】2022年10月29日
https://www.rt.com/russia/565577-nord-stream-uk-attack/
ロシア国防省は10月29日(土曜日)、英国海軍がガスパイプライン「ノルドストリーム」を破壊する「テロ攻撃」に関与していたと主張した。
同省は公式チャンネル「テレグラム」で、英国海軍の工作員が9月にインフラを爆破する計画の「計画、支援、実施に参加した」と主張した。
同省は、この主張を裏付ける直接的な証拠は示していない。
この非難は、ロシア外務省がNATOが夏に軍事演習を行い、海底爆発が起こった場所の近くで行ったと主張したことに続くものだ。
9月の事故により、ドイツとロシアを結ぶパイプラインは使用不能に陥った。
西側諸国は、透明性のある国際的な調査を妨げている。
国防省はさらに、同じ英国の工作員が、10月29日(土曜日)の初めにクリミアでドローン攻撃に関与したウクライナ人を訓練したと主張している。
9月下旬、ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、この夏、NATOがボーンホルムから遠くない場所で軍事訓練を行い、「深海装備」を集中的に使用したことを指摘した。
犯人を挙げるには至らなかったが、「爆破事件の背後にはロシアがいるとの想定で動いている」という。
モスクワはこの事件との関わりを繰り返し否定している。
一方、スカイニュースは英国の国防関係者の話として、ノルドストリーム1と2が遠隔操作で起爆された水中爆破装置によって損傷した可能性があると伝えている。
当時、同放送局は、海底に下ろした地雷、あるいはボートから投下した爆発物、海中ドローンによる仕掛けによってパイプラインが破断された可能性があるとしている。