【Insider Paper】AFPS2022年9月9日
https://insiderpaper.com/canada-sheds-jobs-third-month-in-a-row-unemployment-rate-5-4/
カナダは8月も3カ月連続で雇用を減らし、失業率は過去最低の5.4%に上昇したと、国家統計局が8日発表した。
雇用者数は4万人減少し、失業率は6月と7月に比べて0.5ポイント上昇した。
カナダ統計局は、7ヶ月ぶりに失業率が上昇したと発表した。
デジャルダンのアナリスト、ロイス・メンデス氏はリサーチノートで、「1万5千人の雇用増、5.0%の失業率というコンセンサス予想よりはるかに悪い数字だ」と述べている。
しかし、8月の総労働時間は安定しており、「つまり、GDPは見出しの数字が示唆するほど悪くないということだ」とメンデス氏は指摘した。
そのため、中央銀行が高騰するインフレを抑えるために積極的に行っている貸出金利の引き上げは減速しそうで、今週75ポイント引き上げられた3.25%に続き、来月はあと25ベーシスポイントだけ引き上げられる見込みだと述べた。
カナダ統計局によると、8月の雇用は「その他サービス」、専門・科学・技術サービスなど様々な業種で増加したが、教育サービスや建設業の減少がそれを上回った。