"グリーンエネルギー "は世界のエネルギー危機への解決策ではない

Image: “Green energy” not the answer to global energy crisis
【Natural News】2022年9月6日 BY:メアリー・ビラレアル

https://www.naturalnews.com/2022-09-06-green-energy-not-the-answer-energy-crisis.html

 

 

 進歩的な政府が「グリーンエネルギー」政策を支持して直感に反する破壊的な決定を下す中、西欧諸国を苦しめているエネルギー危機の深刻さについてはほとんど報道されていない。

 

このような政策は、単に長期的には機能しない。

 

 

化石燃料の助けなしに、ますます需要が高まる電力網を動かすのはほぼ不可能であることを政府は知っている。

 

また、いくらソーラーパネルや風車を設置しても、現代世界を動かすのに十分なエネルギーを放出することはできない。

 

必要な電力網のインフラやバッテリー容量がまだ存在していないだけなのだ。

 

 

例えば、ドイツはグリーン・エコノミーにほぼ適合していたが、今では冬を越すために国有林から薪を調達している。

 

ヨーロッパの施設やカフェも、インフレとエネルギーコストが贅沢品や人々の可処分所得を蝕んでいるため、必然的に食料不足に直面している。

 

フランスのエマニュエル・マクロン大統領も、例年にない寒い冬になると予想される中、停電の可能性がある悲惨なエネルギー緊急事態を警告している。

 

一方、米国では、バイデン政権がパイプラインの敷設に反対していることは有名だが、ロシアがノルドストリーム・パイプラインから欧州への石油供給を断つことを懸念している。

 

ロシアは冬を前に耐性テストを兼ねて頻繁に「メンテナンス停止」を行うようで、ヨーロッパの大半はすでに石油のない生活について惨憺たる結果に終わっている。

 

 


エネルギーコンサルタントによると、不測の事態に備えた計画を実行に移すには数年から数十年かかり、中国製のソーラーパネルには大量の化石燃料を使って採掘される部品が使われており、石油使用量の削減という問題を解決することはできない。

 

 

先進国ではガソリン価格が高騰しているが、1ガロン当たりのガソリン代が1ドルをはるかに下回る国もある。

 

 

ベネズエラの人々は1ガロンあたりわずか0.08ドル、リビアは0.12ドル、イランは0.20ドルである。

 

 

ヨーロッパは1ガロンあたり8ドルの天井に触れているが、民主党は米国の1ガロンあたり5ドルの価格がバイデンを救うことができると考えている-この価格の「落ち込み」は2020年よりもまだ2ドル高いにもかかわらず、である。

 

 

 

■■ ヨーロッパでのガソリン価格の高騰は長期的な危機である

 


シェル社のベン・ファン・ベールデンCEOは、ヨーロッパが直面している危機がおそらく一冬以上続くので、数年間はエネルギーへのアクセスを制限する必要があるかもしれないと警告した。

 

ロシアの供給がさらに減少し、欧州のガス卸売価格が過去最高となり、経済が深刻な不況に陥る恐れがあることを受けての同社の予測である。

 

ヴァン・ボーデンはまた、この危機はEU加盟国間の連帯を試すものであり、各国政府は主要産業をいかに継続させるか、また地域はロシアのガスにアクセスできない未来に備えなければならない、と述べた。

 

「効率的な節約や配給、代替品の迅速な構築を通じて解決策を見出さなければならない冬が何度も来るかもしれない。」

 

冬を前にトレーダーや電力会社が供給確保を急いだため、ヨーロッパの基準ガス価格は最近ほぼ3分の1にまで高騰し、2020年からの価格は30倍以上、米国では現在の10倍以上にまで高騰している。

 

危機が長期化すると考えているのは、ヴァン・ボイデンだけではない。

 

トタル社のパトリック・プヤネCEOも同じ感想を持ち、次のように述べた。

 

「欧州の政府や政策立案者へのアドバイスとしては、(ロシアのガス)なしで考えるべきだということだ。もし、ガスなしで何とかなると考えるなら、この地球上には、ガスなしでもやっていけるだけのエネルギーがある。」