少なくとも1発のミサイルがシリアで2番目に大きい空港の滑走路を攻撃したと報道された。
Planet Labs PBCが公開した衛星写真は、イスラエルの攻撃がアレッポ国際空港を標的にした後の被害状況を示している(2022年9月1日)。© Planet Labs PBC via AP
【RT】2022年9月6日
https://www.rt.com/news/562322-aleppo-airport-syria-israel/
ダマスカスの国営メディアは9月1日夜、アレッポ国際空港への1週間ぶり2度目の攻撃で、少なくともミサイル1発が滑走路を直撃し、「複数」がシリア防空隊によって撃墜されたと伝え、イスラエルの攻撃を非難した。
「イスラエルの攻撃はアレッポ空港を標的にした」とシリア・アラブ通信が9月6日(火曜日)に報じ、地中海の国際空域から発射されたミサイルの「いくつかを」防空ミサイルが撃墜したと付け加えた。
この攻撃には少なくとも5発のミサイルが使用され、アレッポ空港は再び使用不能に陥ったと、複数の現地報道があったが、独自に確認することはできなかった。
9月6日(火曜日)の夜の攻撃は、1週間のうちにアレッポ空港に対する2回目の攻撃となる。先週8月31日(水曜日)、イスラエルのミサイル数発がシリアの防空網を突破し、滑走路を攻撃して損傷させ、空港を使用不能にした。
同じ空襲でダマスカス国際空港も被害を受けたが、運用は継続された。
ロシア軍によると、この日、イスラエル軍機はミサイルや滑空弾など計16発を発射した。
シリア当局は、アレッポの滑走路は金曜日までに修復されるだろうと述べた。
アレッポ空港は、シリア政府転覆を目指す欧米に支援された武装勢力との戦闘で大きな被害を受け、2020年2月に民間便の運航を再開したばかりだった。
イスラエルの一連の攻撃でダマスカス空港の滑走路が損傷したため、6月にシリア出入国の民間便はアレッポ経由に変更された。
イスラエルはシリアに何度もミサイルを打ち込んでいる。
イスラエル政府はまれにこの攻撃を認め、イランに対する先制的自衛であると説明している。
テヘランは近年、「イスラム国」(IS、旧ISIS)テロリストなど過激派に対する軍事援助をダマスカスに行っている。
シリアは今回の空爆を違法であり容認できないと非難している。
ダマスカスの外務省は先週、イスラエルが 「ダマスカスとアレッポの国際空港を意図的に狙い、民間施設と人命を危険にさらしたことについて、すべての法的、道徳的、政治的、財政的責任を負う」と国連に通告している。