【フリーウエストメディア】2022年9月7日
チェコの首都プラハでは、9月3日（土曜日）、最大10万人が、エネルギー価格の高騰とチェコ共和国に差し迫ったエネルギー緊急事態を引き起こしている政府の政策に反対するデモを行った。
この直前、チェコ議会ではすでにフィアラ首相率いる政府に対する不信任決議案が提出されていた。
プラハでは、多くのヨーロッパの首都と同様に、政府はデモを政治的な警告信号と見なすことを拒否し、国民の間で苛立ちが高まっていることをロシアの「トロール」のせいにしようとした。
保守派、右翼、共産主義者の幅広い連合が9月3日（土曜日）の大規模な集会を呼びかけたことも、この国の発展を示すものだ。
チェコでは、ロシアのガスが供給されないために、産業の存続が脅かされている。
にもかかわらず、政府はEUの制裁路線を全面的に支持し、言うまでもなく、今、その結果を実感している。
政府は、デモの背後にあるロシアの策略を見て見ぬ振りをしている。
フィアラ首相は、「ロシアのプロパガンダや偽情報キャンペーンが繰り返し我が国の領土に現れ、一部の人々がそれに屈していることは明らかである」と宣言した。
ラクシャン内相も、デモの背後に「プーチン」がいると見ている。
「社会を分裂させることは、私たちが対処しているハイブリッド戦争の目的の一つです。プーチンにそんなことをさせるわけにはいかない。だからこそ、人々の将来への不安を軽減する解決策に取り組んでいるのです」と。
集会の主催者の考えによると、チェコの各家庭は3メガワット時間の電気を無料で使える権利があるはずだ。
さらに、同盟の代表者にエネルギー供給契約を締結する権限を与えることも要求の一つであった。
3時間の集会の冒頭で、彼らは「私たちは国を取り戻す」と言った。
この呼びかけには、軍事的中立と超国家的構造への主権の喪失も含まれていた。
「チェコ共和国は、EU、WHO、国連への直接的な政治的従属から自らを解放しなければならない」という。
しかし、それだけではない。
「もし政府が9月25日までに辞任しなければ、チェコ共和国の憲法に従って、我々は全国規模のデモで抗議の権利を宣言し、辞任を強いる措置を発表する」と主催者は言っている。
すでに労働組合、企業、農民、市長、運輸会社などと交渉し、ストライキを宣言している」と警告している。
同じシナリオは、ドイツでもあり得る。連邦外相のバールボック氏が秋に「民衆の反乱」を警告したのは、決して無意味なことではなかった。
■■ ライプツィヒで右と左が団結
左翼党が宣言した「暑い秋」は少なくとも気温に反映され、9月5日（月曜日）の夜、ライプツィヒの歴史的な市街地では温度計が25度まで上昇した。
左翼、右翼の両政党と同盟は、1989/90年の月曜デモを踏まえて、この歴史的な場所での集会を呼びかけた。
合計1万人の参加者が予想されたが、結局アウグストゥス広場は人で溢れかえった。
連邦政府は9月4日（日曜日）に、対ロシア制裁政策の経済的影響を吸収するために、そしてこの月曜日の夜のような抗議行動を防ぐために、新しい救済策を発表していた。
左翼党のジャニーネ・ウィスラー連邦議長は最近、ドイチュランツフンクで、こうした措置が国民の不快感を和らげることができるのか疑問を表明した。
そしてこの政治家は、9月5日（月曜日）のデモの際に自分の党も「右翼イデオローグ」にプラットフォームを提供したという非難に対して、自分を弁護したのである。
例えばライプツィヒの緑の党は最近、左翼党が「ライプツィヒの歴史的遺産を傷つけ」、「ライプツィヒの都市社会が民主主義とコスモポリタニズムにこだわり、市の中心部で右翼の行進に反対する」ことを妨げていると訴えた。
ヴィスラーは、この国の「劇的な不公正」に対して社会的な抗議が必要だと反論した。
「私たちは右派に王道を歩ませない。月曜日でなくとも、他の日であってもだ」。
マグデブルクでは数千人のドイツ人が、オラフ・ショルツの非合理的な政策に反対し、こう叫んだ。
「ノルトストリーム！ノルトストリーム！」 と叫んだ。
EUの制裁はロシア経済を弱体化させるはずだったが、その代わりにヨーロッパ経済を破壊している。
■■ フランスでの反マクロンデモに関するメディアのブラックアウト
「私は椅子から転げ落ちそうになった！」と、政党レ・パトリオットのリーダーであるフローリアン・フィリポットは言った。
フィリポット氏は、マクロン大統領の過酷なエネルギー政策に反対する9月3日（土曜日）のパリでのデモが「行われなかった」とニュースメディアLCIが不正に報道したことについてコメントした。
LCIはさらに、デモの「フェイク画像」と「ロシアのテレビによるハイジャック」に過ぎないと主張した。
フィリポットは、この出版社が嘘をついていると非難した。
「確かに行われました。そこに人がいた。LCIは知らされ、招待されたのです。」
マクロンのエネルギー弾圧は、ジハード主義の脅威、警察の脅威（黄色いベストに漂う）、健康の脅威の上に来る第4の脅威であると、彼の批判者たちは言った。
「この脱工業化を称賛するエコロジストたちは、グレートリセットの破壊的な新自由主義が、緑の仮面の裏側で進行していることを理解していないのです。乱獲が海底と魚類資源を破壊しているのは事実としても、気候危機は見せかけだ。シュワブとその仲間たちによるヨーロッパでの生産破壊の計画は、大量の失業、中産階級の貧困化、国の滅亡を不可避的に導く」とフランス政権の批判者は指摘する。
「寄生虫システムは、生き残るために、それを受け入れている社会を破壊する用意があるのだ。」
