世界的な大嵐が始まっているとモスクワが警告

米国とEUによる「不条理な」決定が原因であるとクレムリン報道官は述べている。

 

© RIA/Vladimir Sergeev

 

【RT】2022年9月5日

https://www.rt.com/russia/562197-us-eu-storm-peskov/

 

 

クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は、西側諸国による非論理的な動きの結果として、世界は大きな動揺を経験しようとしていると述べた。

 

ペスコフ報道官は、タス通信とのインタビューで、「ほとんどの場合、世界的な大嵐が始まっている」と警告した。 

 

 

「様々な意味で、客観的な理由があるが、この嵐の始まりには主観的な理由もあり、それはアメリカ、ヨーロッパ、EU、個々のヨーロッパ諸国の当局の絶対に非論理的でしばしば不合理な決定や行動と関連している」と述べた。

 

ウクライナでの軍事行動をめぐって米国、EU、その他一部の国がロシアに課した制裁措置は裏目に出て、西側諸国全体でエネルギー価格の高騰と記録的なインフレを引き起こしている。

 

このような状況下でも、ロシアは「マクロ経済の安定を維持することができる。そのために、非常に熱心で、思慮深く、一貫した作業が行われている」とペスコフ氏は指摘した。

 

 

「西側で人為的に規制が導入されているため、(ロシアの)貿易・経済関係は当然、東側に集中し始めている」と付け加えた。

 


しかし、ウラジオストクで開催された東方経済フォーラムの立ち上げで講演したクレムリン報道官は、「今になって東方に目を向けたというのは完全に不当だ。アジア太平洋地域は常に貿易や経済関係、エネルギー対話、その他の分野において非常に重要な要素だった」と主張している。