EUの電気料金は過去最高水準に高騰 - ブリュッセルは地域ごとの価格上限を導入する可能性


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【RT】2022年8月26日

https://www.rt.com/business/561556-electricity-prices-eu-spike/

 

 

エネルギー需要の高まりとロシアからのガス流入量の減少を受け、EUのデイ・アヘッド・スポット市場の電力価格は8月26日(金曜日)に過去最高値を更新した。

 

 

欧州電力取引所のデータによると、フランス、ベルギー、ドイツの前日電力価格が最も大きく上昇した。

 

 

欧州最大の経済国であるドイツの価格は、8月25日(木曜日)の1メガワット時あたり599.83ユーロから8月26日(金曜日)には699.44ユーロに上昇した。

 

 

最も高い価格を記録したのはフランスで、1メガワット時あたり前日の630.62ユーロから706.32ユーロに急騰した。

 

 

同国の価格は、1年前の約7倍となった。

 

 

オランダ、デンマーク、スイス、オーストリアでも価格高騰が顕著になった。

 

 

市場データによると、欧州では電力市場の最高値更新がほぼ日常になりつつあり、ユーロ圏の平均価格は現在、2010年から2020年の10年間の平均価格の数倍に達している。

 

 

RT

 

■ RT 出典 リフィニティブ
木曜日、EUのエネルギー担当大臣が電力価格の上昇に対処するために緊急会議を開催する可能性があるとの報道がなされた。

 

現在EU議長国を務めるチェコ共和国は、ブロック全体の電力価格上限を検討していると報じられている。