【台】ペロシは「何もないところから火種を作った」 - 露・ラブロフ外相

「米国高官は、自分が何事からも逃げ切れることを証明しようとしたのかもしれない」とロシア外相が述べた。

 

写真:ナンシー・ペロシ。台湾の台北で、蔡英文氏(右)を出迎えるナンシー・ペロシ氏(左)。©Chien Chih-Hung / Office of The President via Getty Images

 

【RT】2022年8月3日

https://www.rt.com/russia/560115-lavrov-pelosi-taiwan-flashpoint/

 

 

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は、米国のナンシー・ペロシ下院議長の台湾訪問を非難し、国際規範を無視した行為であると烙印を押した。

 

 

「それは、自分たちの免罪符を皆に証明し、それに従って行動しようというものだ。『私はやりたいことは何でもやる』、そんな感じだ」と、同大臣は8月3日(水曜日)に記者団に語った。

 

 

「中国にとってどういう意味を持つか分かっていながら、何もないところから一触即発の状況を作り出す理由は、これ以外にほとんど考えられません」。

 

 

 

ペロシ氏は8月2日(火曜日)に中国の自治領である島に到着し、北京からの再三の警告にもかかわらず、同島のリーダーである蔡英文氏に会った。

 

 

米国第3位の高官は、台湾を「民主主義」の仲間として賞賛し、「独裁的」な中国に対して台湾を支援することを約束した。

 

 

 

ワシントンは台湾が中国の一部であることを公式に認めているが、1979年に台北から北京に外交的承認を変更したにもかかわらず、台湾政権と緊密な非公式の関係を維持している。

 


中国政府は、アメリカ政府関係者の出張は台湾の分離主義勢力を刺激し、中国の領土保全に反すると繰り返し述べてきた。

 

 

先週、当時噂されていたペロシ氏の台湾訪問が実現するかどうかが不透明な中、中国はアメリカが「火遊び」をしていると警告し、もし実現すれば、結果が出ると述べた。

 

 

中国軍はそれ以来、台湾近海で大規模な軍事演習を開始し(台湾政府は事実上封鎖に相当すると主張)、台湾企業による砂の購入と一部の食料品の販売を禁止するなど、いくつかの貿易制限を課している。